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フリーライターの 詳細へ土肥 志穂詳細へサイクリング ターミナル に滞在し、おすすめポイントや周辺サイクリングコースを紹介します!

農作物も乳製品も豊富な十勝。だからこそおいしいものに出会える!

以上が今回走ったコースなんですが、「まだ走りたい!」「もっと名所を回りたい」という方のために、オススメスポットを紹介しましょう。

まずは地元に愛される洋菓子店「柳月 (りゅうげつ)」。
六花亭のように帯広では大手の洋菓子メーカーで、私が聞いた範囲では「六花亭より柳月のほうが好き」という人のほうが多かったほど。

「柳月」の本店も帯広の中心部にあるんですが、「スイートピアガーデンに是非行ってみて」と黒川支配人にアドバイスを受け、音更・帯広インターチェンジ近くにある「 詳細へ スイートピアガーデン 」へ。

こちらはもともと「柳月」の製菓工場。そこを見学用に開放し、1階に販売と喫茶を設けています。

柳月で有名なのはバームクーヘンの「三方六」。
開拓時代、楽しみのなかった住民は美しく形の整った薪の品評会を開いていたそうで、その際、薪の黄金比率が「三方六寸」だったことから、この商品名がつきました。

白樺のような模様はどうやってつけているのか工場見学に行ったら、1本1本人間の手でつけられていました。 だから2つと同じものはないんです。その工程は見てて飽きません。

そしてお待ちかねの、ケーキが入ったショーケースを見てビックリ!

ショートケーキ 180円
ロイヤルショコラ 150円
チーズケーキ 130円     …やっ、安い!!

それもそのハズ、こちらの経営方針は「家族全員でケーキを食べてもらいたい」というもの。「親子3人で600円」が価格設定の目安です。 東京だったら1個600円だっておかしくないですよね。

しかも柳月の「ファーストレディ洞爺」は、あの洞爺湖サミットで採用されたケーキ。その名の通り、ファーストレディのお茶会でふるまわれました。
そんな権威のあるケーキでさえ300円。これがこの店の最高値です。

そのファーストレディをいただいてみました。レアチーズケーキで、北海道産クリームチーズとマスカルポーネの2層仕立てになっています。

重ね重ね申し訳ないんですが、私、クリームチーズケーキもそれほど好きじゃないんです。でも、でも! これはオイシイッ! なんとも言えないコクとまろやかさ。

とにかく食べてもらわないと伝わりません。だって、ほかに例えるものがないんですもの。

なぜこんなに安くおいしいケーキが食べられるのでしょう?それは帯広という地域に秘密が。
「ケーキに必要なものは、ほぼ地元で手に入るからでしょう」そう話すのは「柳月」のチーフ、佐藤修さん。手に入らないのはチョコレートだけと言います。

「小麦にあずき、これらは農業が盛んな帯広、十勝地方でたくさん採れるものです。砂糖は…、サイクリングされていても、ビート畑がたくさんあったことに気づかれたでしょう。 そして牛乳や生クリームは、すぐ近くによつ葉乳業の十勝工場があるので、そこから毎日新鮮な乳製品が届くんです。材料を地元で調達することでコストを抑え、 新鮮なものを使うことでおいしく作れるんですね」(佐藤さん)

なるほど〜! だからチーズケーキも、クセがなくてフレッシュな味だったんだー。

十勝地方は柳月、六花亭だけでなく、たくさんの製菓会社があります。
新鮮な材料が手に入るのはもちろん、戦後はこの地方しか砂糖が手に入らなかったといいますから、そんな条件が十勝スイーツ天国を生んだのかもしれません。自転車でスイーツめぐりもいいですね。

さて、わらしべ長者的に佐藤さんに聞いてみました。
「佐藤さんは、どこの豚丼が好きですか?」帯広豚丼はいろんなタイプがあるらしく、大きく分けても炭焼き派、フライパン焼き派とあるんだそうです。

そこで佐藤さんがオススメしてくれたのが「 詳細へ ぶた八 」。こちらのメニューもユニークで「一朗(1,195円)」「二朗(995円)」「三朗(895円)」「四朗(795円)」と4種類あり、肉の量が違います。

私は一番人気の「二朗」をチョイス。

詳細へ ぱんちょう と比べて肉が薄くて、 タレがたっぷりついています。そのためか、ボリュームがある感じ。ガッツリ食べたい方にオススメしたいですね。

また、こちらの豚丼は帯広駅の駅弁としても有名。食べるときに温められる特殊な容器に入っているそうです。

写真 写真

画像へ [左] 豚丼「二朗」。タレがナミナミとかかっているので、ボリュームを感じます。

画像へ [右] 豚ロースの切り方は薄め。炭火の香ばしさがあとを引きます。

「ぶた八」の近くに「ばんえい競馬場」があったので最後に寄ってみました。残念ながら開催はされていませんでしたが、 毎週土・日・月曜日にはレースがおこなわれているそうです。

昔は北海道にたくさんあったばんえい競馬場ですが、今はもう帯広だけ、世界でも唯一となってしまったそうです。

ばんえい競馬の馬は驚くほど大きいと聞きます。

それがソリを引きながら目の前を疾走するんですから、ものすごい迫力なんでしょうね。一度でいいから見てみたい!

さてさてこれで音更町サイクリングターミナルの旅はおしまい。
北海道は夏の暑いときに行くと最高でしょうね! お盆を過ぎると、夜は上着がいるほど冷えるそうです。

人気の十勝川温泉の中でも、ターミナルなら夏休みも予約が取りやすいとのことですので、まだ夏の予定が決まってない方、「はにうの宿」の住人になりませんか?


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