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フリーライターの 詳細へ 土肥 志穂詳細へサイクリング ターミナル に滞在し、おすすめポイントや周辺サイクリングコースを紹介します!

絶景・青の洞門や日本一長い石橋など、見どころ満載!

平田宿場をあとにしてからも、見どころは満載です。 スタートから6km地点を過ぎると、サイクリングロードは田んぼの中の一本道に。

コース脇には彼岸花、そしてコウベを垂れる稲穂。ここに列車が走っていたことを想像しながらペダルを回します。

やがて桜並木が現れますが、花は咲いていないのに枝のアーチができており、ほのかにピンク色がかって見えたほど。 桜の時期に来れば、見事な桜のトンネルになるんでしょうね。周囲にそびえる岩の山にも目を奪われます。

その桜並木を終えたあたり、スタートから9.5km地点より、サイクリングロードは残念ながら国道212号の歩道を行くことになります。

約1km、歩道を行くと、右手に荘厳な岩が見えてくるはず。それが「青の洞門」と「競秀峰」。

青の洞門は、約270年前に禅海和尚という人が、ノミとツチだけで掘ったというトンネル。完成まで、なんと30年もかかったとか。
でもそのお陰で、断崖絶壁に鎖のみで通行していた人々が、命を落とすことはなくなったのだそう。

青の洞門の上にそびえるのは、8つの岩が連なった「競秀峰」。 これらの全景は、国道212号から1本川寄りに通っている細い道から見るのがグッドです。

国道側から青の洞門を見たあとは、再びサイクリングロードへ戻り、川を渡る手前で左に入る道へ。 その先には、おいしい手作りパン屋さん!

天然酵母のパン屋さん「 詳細へ小谷瀬パン工房」は、 日本一長い石橋「耶馬溪橋(通称「オランダ橋」)」のすぐそば。

この橋が 詳細へAコース の 折り返し地点なので、ここらで腹ごしらえ。

河野さんもサイクリングの途中にいつも寄っているそうで、「ジャムパンがうまいんですよ」と。 すべて天然酵母で作っていて、私もいくつかガブリ! 素朴な味がして、とってもおいしかったです!

お腹がいっぱいになったところで、いよいよスタートから約11kmの折り返し地点へ向かいます。 山国川を渡る「オランダ橋」は、8連アーチの石橋。

完成は 1923年(大正12年)で、116mというその長さが日本一というだけでなく、8連アーチの石橋は日本でただココだけ!

山国川の多連アーチの石橋はほかにもあって、 詳細へ耶馬溪サイクリングターミナル から 10km地点付近に3連のアーチの「羅漢寺橋」、6km地点付近に5連の「馬渓橋」があります。

「耶馬渓橋」という正式な名前があるのに、地元の人の間では「オランダ橋」のほうが馴染み深いようで、長崎に多いめがね橋スタイルの石橋だったから、 その愛称がついたと言われています。

このオランダ橋を渡り、国道212号を右に曲がると、青の洞門をくぐることができます。
せっかくだから行ってみなければ!

現在私たちが車で通れる洞門は、拡張工事でかなり変形していますが、2つめの洞門を過ぎたところに 下へ降りられる階段があるので、ぜひそちらへ行ってみてください。

まさに禅海和尚が手彫りしたトンネルを、間近に見ることができます。

表面はおろし金のようにボコボコしていて、本当にノミで削ったことがわかるほど!

この案を思い立った禅海和尚は、初めはバカにされたんだそう。
それでも1人で掘り続けるうち、村人も手伝うようになったんだと、河野さんが教えてくれました。

ちなみに「青の洞門」は、イタリアの「青の洞窟」のように青く見えるわけではなく、 この辺りの地名が「青」というところだから、そう呼ばれるようになったんだそうです。

青の洞門を見たあとは、そのままサイクリングロードに戻って同じ道を帰ってもいいのですが、もう少し余裕のある人は九州自然歩道のほうへ。

青の洞門駐車場脇に、旅館の「山国屋」があります。 そのそばから入ることができる九州自然歩道は、九州を一周する総距離約2,600kmの自然探勝歩道。ここはその一部です。

これが、羅漢寺というお寺のほうまで続いているので、羅漢寺を訪れてみるのもいいですよ。

本堂が岩に埋め込まれたように建っているお寺だそうで、無数に開けられた洞窟には3,700体以上もの石仏が安置されています。

山の上にあるお寺なので、今回は時間がなくて寄れませんでしたが、麓からも見える「古羅漢」と呼ばれる景勝地があり、 これだけでも必見ですよ。

1日目に走った 詳細へAコース は 、「オランダ橋」を折り返し地点にして、サイクリングコースを往復22kmほど。羅漢寺のほうへ回っても、約26kmです。

次の日はいよいよ 詳細へBコース へ!


詳細へ今回訪れたターミナルはこちら