補助事業番号 24-1-022
補助事業名 平成24年度 自転車と人にやさしい健康で安全な社会作りを推進する活動 補助事業
補助事業者名 (公財)日本サイクリング協会
1 補助事業の概要
(1)事業の目的
① 指導者の育成等事業
(URL) http://www.j-cycling.org/about/teach.html
本会が養成・公認したサイクリング指導者の活動により、他の模範となるサイクリング愛好者を増やすため、「楽しいサイクリング」のみならず「正しいサイクリング」を指導できるサイクリング指導者を育成する。
② サイクリング大会の開催等事業
(URL) http://www.j-cycling.org/event/list.html
全国47都道府県サイクリング協会に属する本会公認の知識と経験豊富なサイクリング指導者を活用し、催事運営の豊富な実績に基づいたノウハウを投入できる各都道府県サイクリング協会による安心・安全で様々な形態のサイクリング大会を提供する。
③ 特別普及奨励事業
(URL) http://www.j-cycling.org/event/list.html
本会がサイクリングイベント開催のノウハウの乏しい地元に協力して当該催事を育成し、最終的には補助金からの自立を目的とし、大会ごとに、その目的を明確に掲げ、安全・安心で地元にも貢献できるサイクリングイベントを開催する。
④ 神宮外苑サイクリングコース運営事業
(URL) http://www.j-cycling.org/jingu.html
この事業は、サイクリングやサイクルスポーツへの底辺拡大の基礎となる場として位置づけ、神宮外苑の周回道路を毎日曜・祭日に交通規制してサイクリングコースを作り、自転車の無料貸出しを行うとともに、コース内の一部において自転車に乗れない人を対象とした自転車乗り方教室を開催することにより、気軽に安心して乗れる環境で、自転車の身体を使って走る楽しさ、爽快感を再認識させる場として、また、サイクリングやサイクルスポーツに関する様々な情報発信の場として提供していく。
(2)実施内容
① 指導者の育成等事業
(URL) http://www.j-cycling.org/about/teach.html
北海道サイクリング協会及び沖縄サイクリング協会と協力し、サイクリング指導者の養成講習会を開催し、(沖縄はサイクリング指導者用テキスト使用以外は自己資金で実施)北海道は札幌市において平成25年3月2日~3日・受講者21名で開催、沖縄は平成24年12月15日の名護市から平成25年2月17日の石垣市までの5箇所において計41名、合計62名のサイクリング指導者を養成した。
また、自転車を取り巻く現状に合ったサイクリング指導者用テキスト400部を作成し、各都道府県サイクリング協会に送付し、既存の指導者と各協会員に対し最新の知識と技術の共有化を図った。
○指導者の育成等事業の写真
・北海道(H25/3.2-3)
② サイクリング大会の開催等事業
(URL) http://www.j-cycling.org/event/list.html
全国の都道府県サイクリング協会と協力して、全国サイクリング大会1回、ブロックサイクリング大会6回、県サイクリング及びサイクルスポーツ大会を29回実施開催した。
全国サイクリング大会の申込みは約700名あったが、前日の9月29日に大型台風第17号が沖縄本島を直撃する予報となり大幅なキャンセルがあった。翌日の大会当日は台風一過の好天となったものの信号機の故障などで開催が危ぶまれたが、沖縄県サイクリング協会の尽力により当初の260kmから30kmと大幅に短縮したコースを設定し、キャンセルしなかった230名の参加者により大会が開催された。その他のブロックサイクリング大会6回(計1,011名)、県サイクリング及びサイクルスポーツ大会29回(計5,293名)を開催した。
○サイクリング大会の開催事業の写真
・全国大会(H25.29-30)
スタート風景 次回開催の千葉県サイクリング協会挨拶
・県サイクリング大会
千葉県清和の森サイクリング大会(H24.11.24)
雨中の開会式 エイドステイション風景
③ 特別普及奨励事業
(URL) http://www.j-cycling.org/event/list.html
事業を開催する地方自治体等と連携し、宮城県蔵王エリアの地域振興と東北のヒルクライム愛好家への大会としての蔵王ヒルクライム大会「日本の蔵王ヒルクライム・エコ2012」(H24.5.19-20、参加者1,222名)、茨城県の筑波サーキットで10時間にわたり自転車のスピードを楽しむ耐久自転車競技大会「全日本10時間耐久サイクリングin筑波」(H24.8.8、同125チーム・569名)、自然環境保全の意識を向上、認識させることを目的とした「2012Mt.Fujiエコサイクリング」(H24.9.1-2、同826名)、自転車の楽しさ、有用性をアピールするための都市型ファミリーサイクリングとしてシティサイクリング大会「東京シティサイクリング2012」(H24.9.23、同1,541名)を開催した。
○特別普及奨励事業の写真
・日本の蔵王ヒルクライム・エコ2012(H24.5.19-20)
緊張のスタート前 蔵王ならではの雪の壁
・全日本10時間耐久サイクリングin筑波(H24.8.8)
変則のル・マン式スタート 10時間後のゴールを目指す第一走者たち
・2012Mt.Fujiエコサイクリング(H24.9.1-2)
初日は晴れ間もあったが… 翌日のスタートを待つ参加者
第一グループが雨中のスタート 雨でもサイクリングは楽しい?
子供の国エイドステイション 御殿場エイドステイション
・2012東京シティサイクリング(H24.9.23)
都庁都民広場の受付 1車線規制の中をスタート
上の方が雲に覆われた東京スカイツリーを背景に
それぞれのゴールスタイル 父と子でゴール
④ 神宮外苑サイクリングコース運営事業
(URL) http://www.j-cycling.org/jingu.html
神宮外苑の周回コースを毎日曜・休日に自動車の交通規制を実施して、自転車を無料で貸出し、サイクリングを楽しんで貰うとともに、児童・幼児等を対象に、乗り方教室を開催した。年間57回実施して自転車を無料で貸出しと児童・幼児等を対象に乗り方教室(4,225名)を開催し、サイクリングの普及啓発や情報発信の場に努めた。(延べ利用者数57,987名)
○神宮外苑サイクリングコース運営事業の写真
無料貸し出し自転車で出発 未就学児童クラスの乗り方教室開始
2 予想される事業実施効果
① 指導者の育成等事業
(URL) http://www.j-cycling.org/about/teach.html
わが国の観光資源を有効活用して地域振興、地域活性化を図るため、平成24年4月に(一社)日本スポーツツーリズム推進機構が立ち上がる等、サイクリングを観光施策、地域振興施策として採用する地方自治体が増加しており、それらの拠点でのサイクリング指導者の必要性が高まってきている。また、サイクリング大会運営の経験のない旅行業者、イベント業者、地方自治体が行うサイクリング大会への安心安全な運営への関与や、自転車安全乗用教室にも、本事業による公認指導者の必要性は高まっており、本事業で養成したサイクリング指導者は、それらの社会ニーズに応じて行くと予想する。
② サイクリング大会の開催等事業
(URL) http://www.j-cycling.org/event/list.html
サイクリング大会は、過去においてはスポーツイベントの中では少数派であったが、近年、観光・地域振興施策として行政サイド等から注目されており、本事業を継続することにより、全国各地に行政と連携する形で様々な形態のサイクリングイベントが開催されるようになり、ニーズが多様化したサイクリング愛好者及び一般の者に提供できると予想する。
③ 特別普及奨励事業
(URL) http://www.j-cycling.org/event/list.html
蔵王ヒルクライムは、山形県側でも注目されており将来は連携し、広域な地域振興イベントに発展すると予想され、自転車競技初心者が多く集まる競技色の強い耐久サイクリングは、自転車競技の底辺拡大の一助となることが予想され、Mt.Fujiエコサイクリングは、ツアー会社数社から海外サイクリストの受け入れを打診されており、国際的イベントに育つことが予想され、バイクニューヨークと姉妹提携した東京シティサイクリングは、交通規制に向けて関係機関に働きかけており、実現すれば一気に参加者数が増大すると予想される。
④ 神宮外苑サイクリングコース運営事業
(URL) http://www.j-cycling.org/jingu.html
都心の一等地において恒常的にサイクリングを手軽に楽しめる環境を広く一般に提供するとともに、毎年、概ね2月にサイクリングコースの自転車貸し出し・乗り方教室を中止し、「明治神宮外苑大学クリテリウム」という東京都学生自転車競技連盟のレースが開催され、普段は自転車競技を観たことのない多くの一般の者に身近にサイクルスポーツの迫力が感じられる場を提供していることにより、企業なども注目している銀杏並木道路を中心にサイクリング及びサイクルスポーツに関する情報発信の場となることが予想される。
3 本事業により作成した印刷物等
① 指導者の育成等事業
(URL) http://www.j-cycling.org/about/teach.html
指導用テキスト教材「サイクリング・リーダー、インストラクター、ディレクター養成用サイクリング専門科目テキスト」(平成24年度版)400部
② サイクリング大会の開催等事業
(URL) http://www.j-cycling.org/event/list.html
大会要項9,000部、大会ポスター700枚、大会プログラム1,000部、
大会報告書300部 ※概算
③ 特別普及奨励事業
(URL) http://www.j-cycling.org/event/list.html
ア.蔵王ヒルクライム大会の開催
ポスターB2版 400部
ポスターB1版 15部
大会プログラム2000部
参加選手名簿 1500部
大会報告書 1000部
イ.耐久自転車競技大会の開催シティサイクリングの開催
募集パンフ 40000部
参加案内通知書 800部
アンケート用紙 800部
完走証 800部
大会プログラム1000部
大会報告書 500部
ウ.Mt.Fujiエコ・サイクリングの開催
募集パンフ 25000部
アンケート用紙1500部
完走証 1500部
大会プログラム1800部
大会報告書 500部
エ.東京シティサイクリング
募集パンフ 60000部
アンケート用紙2000部
完走証 2500部
大会プログラム2500部
大会報告書 500部
④ 神宮外苑サイクリングコース運営事業
(URL) http://www.j-cycling.org/jingu.html
自転車安全乗用啓蒙パンフ 1000部
乗れない者向け自転車練習法リーフレット1000部
4 事業内容についての問い合わせ先
団 体 名: (公財)日本サイクリング協会(コウザイニホンサイクリングキョウカイ)
住 所: 〒141-8663
東京都品川区上大崎3-3-1 自転車総合ビル5階
代 表 者: 会長 谷垣禎一(タニガキサダカズ)
担当部署: 事務局(ジムキョク)
担当者名: 次長 小林博(コバヤシヒロシ)
電話番号:03-5793-3190
F A X :03-5793-3199
E-mail :jca@j-cycling.org
URL :http://www.j-cycling.org/about/outline_keirin.html