1870年代後半になって、イギリスに世界で最初のサイクリング同好者の組織が誕生し、世界的なサイクリング普及のきっかけとなりました。
日本でも昭和29年(1954年)ごろからサイクリングが野外での健康的なスポーツとして認識され始め、全国各地に同好者のクラブが設立されました。
昭和36年(1961年)、「スポーツの振興法」の制定によりサイクリングは国民の心身の健全化に有効なスポーツとして 国が奨励することが明文化されたのを契機に、昭和39年(1964年)に文部大臣(現文部科学大臣)から、サイクリングの普及推進を目的とする 公益事業を行う財団法人として認可され、「 財団法人日本サイクリング協会 (略称JCA = JAPAN CYCLING ASSOCIATION) 」が設立されました。
その後、昭和50年6月(1975年)、サイクリングは、自転車等関連機械工業の振興にも寄与するものとして、 経済産業省からも認可され、 文部科学省 との共管の団体となっていたが、平成25年4月1日に内閣総理大臣の認定を受け、内閣府所轄の公益財団法人として活動しております。
この法人は、生涯スポーツとしてのサイクリングの普及と振興、サイクリング環境の整備及びサイクリングに関する総合的な事業を行い、その健全なる発達に努めるとともに、サイクリングに関連する調査研究により理論及び技術の向上を図り、我が国における質の高い余暇活動、生涯学習の場としてのサイクリングの提唱と自転車を取り巻く社会環境の整備推進にあたる。もって円滑な交通社会の実現に寄与するとともに、国民の健康増進と生活環境の向上に資することを目的とする。
JCAは 各都道府県にあるサイクリング協会 と提携して、サイクリング教室、サイクルスポーツ大会・イベント等の事業を実施しています。
JCA指導者規定 を定め、 各指導者に対してそれぞれ講習会検定を行い、資格取得者に都道府県協会が実施する事業に協力、指導するよう依頼しています。
全国各都道府県サイクリング協会と提携して、サイクリング大会を実施するとともに、全国サイクリング大会及び、ブロック別サイクリング大会を毎年開催し、 さらにセンチュリーラン大会、ヒルクライム大会、マウンテンバイク大会等、若年層に魅力のある サイクルスポーツ大会 を 開催しています。
また、最近では地方公共団体とも積極的に提携して サイクリング大会 を開催し、地域振興にも寄与しています。
青少年に魅力のある サイクリング大会 を開催することにり、国民の体力づくりや人間形成に役立てています。
サイクリングの基礎的諸問題(体育医学的、社会学的研究等)、専門技術的問題、サイクリング道路・施設、サイクリング事情等に関する 調査研究を行っています。
JCAは指導用教材(テキスト)及び一般初心者等向けのパンフレット等を作成し、各地のサイクリング大会、 講習会、研究会等において活用しています。
また、サイクリング情報誌としてサイクリングジャパンを年4回月発行し、会員に直送する他、 一般の方の目に触れるよう自転車関係施設やユースホステル等の宿泊施設等に配布しています。
JCA会員同士のみならず多くの人々が集う場を提供するとともに、「正しいサイクリング」の提唱により、歩行者、サイクリストを守ります。
野外活動関係諸団体の行事等に積極的に参加するほか、バイコロジー運動、サイクリング道路の整備等、自転車関係団体と協調して サイクリングの普及発展に努めています。
公益財団法人日本サイクリング協会の大事な柱となる概念です。
競輪の補助を受けて実施した事業です。
公益財団法人 日本サイクリング協会
略 称:JCA
英語名称:JAPAN CYCLING ASSOCIATION
昭和39年 5月22日
平成25年4月1日