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フリーライターの 詳細へ土肥 志穂詳細へサイクリング ターミナル に滞在し、おすすめポイントや周辺サイクリングコースを紹介します!

こんなところにも超神秘的なパワースポットが!?

さて、1日目の最後は、驚く場所へ行きましょう。今回のこの特集、タイトルに「パワースポットで元気をもらおう!」とつけました。パワースポットとは、言わずもがな 詳細へ 瀧原宮 のこと。詳細へ 大滝峡 もそう言っていいかもしれません。

そして最後も、知る人ぞ知るパワースポットを紹介します。
いや、パワースポットなんて言われてない場所かもしれません。でも、私も同行のカメラマンさんも、「ここには何かある」と口をそろえて言った場所です。
それも2か所。

詳細へ 阿曽温泉 からひたすら東へ約4km。あずま屋と「八重滝森林浴コース」という看板があるので、そこへ自転車を置き、160mほど歩きます。

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まず1か所目は、詳細へ 八重谷湧水(やえたにゆうすい) というところです。文字通り水が湧いています。

遊歩道を歩いて行くと、最初に現れるのが小さな滝。これが八重滝です。

滝といっても、ちょっとした川の落差…という感じなんですが、2本に分かれた滝の流れと、滝つぼのブルーが神秘的で! もうすでにパワースポットの予感。

画像へ [右上] 湧水の手前には橋があります。ちょっと、雨が降ってきそうな空模様…。

画像へ [右下] こちらが、湧水の手前にある八重滝。小さいですが見る者をハッとさせる美しさがあります。

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八重滝の奥には、当然、川が続いていて、それに沿って遊歩道を行きます。でも! 突然、川がプッツリ切れる場所があるんです。そこが八重谷湧水。

不思議ですよ〜。
もうそこから上には川がないのに、こんこんと水が湧いていて、それがちゃーんと川になり、小さいながらも八重滝をつくっているんですから。

画像へ [左上] 八重滝から、小川のそばの遊歩道を歩いて奥へ。幻想的な雰囲気です。

画像へ [左下] 川が突然途切れました。でも、水がジャンジャン流れてきます。ここがまさに八重谷湧水。

三重県でも代表的な湧水で、常に水温は15度なんだそうです。大地からあふれ出る力のようなものを感じました。
まさに水パワースポット。

画像へ [下] 湧いたばかりの水を口に含んでみました。冷たすぎない15度の水温。地球に流れる血液をいただくようなもの?

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周囲の空気も幽玄な雰囲気を醸し出していますし、ここへ静かにたたずむと、きっとパワーをもらえると思います。

しかも、帰りがけに「これ、何か持っているよね」と、私とカメラマンさんの目が止まったのが写真の木。

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画像へ [左] 私とカメラマンさん、お互い申し合わせをしなくとも「何か持っている」と感じていた湧水そばの木。ぜひ現地で見てください!

ちょっと表面がボコボコとしていて、根元には、誰が置いたのか小石がたくさん集まっていて…。

写真じゃわからないかもしれませんが、ぜひ、現地に行ってこの木を見てください。
精霊か何かが宿っているようなんですから!

詳細へ 八重谷湧水 を堪能したら、最後のパワースポットへ。さきほど来た、阿曽のほうへ戻ります。つまり、すでにそのパワースポットは行きに通り過ぎているんです。
でも、ほとんどの人は、その場所に気がつかないかもしれません。

ちなみに、戻らずに先へ進むサイクリングコースもあります。

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ただしこの先には、標高500m近い峠があるので健脚さん向き。地元のサイクリストは走っているようなので、走り足りない人は行ってみましょう。

画像へ [右] 八重谷湧水の入口付近にはこんな看板も。この先はサイクリングコースに指定されていますが、道は細く、峠があるので上級者向き。

話を戻して、2つめのパワースポットは「 詳細へ 風穴(ふうけつ) 」という洞窟です。
しかも、ただの洞窟ではなく、鍾乳洞。

「ほとんどの人はその場所に気がつかない」と言ったのは、その入口の小ささが原因。

写真を見てください。小さく「風穴」という看板はありますが、穴は腰の高さしかないし、地面へ潜るように空いた穴なので、これは見逃してしまいます!

正直言って、入口が「え? これ!?」という感じなので、なめてかかってしまいました。
でも、中に入ってビックリ!

広〜い!
そして、神秘的〜!

入口からは想像のできない空間がそこには広がっていました。地面の部分はそれほど広くないのですが、天井が高く、覆いかぶさってくるような岩に迫力があり、「バカにしてゴメンなさ〜い!」と言いたくなります。

実は、入ってすぐの洞窟の奥にもうひとつ空間があって、そこは水が流れています。さらに神秘的〜!!

人間って、お母さんのおなかの中にいるときは、水の中にいるからでしょうか、水の存在って妙に落ち着きます。しかも、この岩に囲まれた空間でしょー。ここをパワースポットと言わずにはいられません。

ひとりで瞑想をすれば、間違いなく悟りが開けそうな、そんな場所なんです。

観光スポットとしては決してメジャーじゃないかもしれませんが、ここはホント、行ってみる価値はありますよ。大きな鍾乳洞は行ったことがありますが、ここは小さいからこそ、さらに地球の神秘を感じます。

非日常の体験をしたあとは、日常の心の落ち着く場所へ。
目的地は、先ほど立ち寄った 詳細へ 阿曽湯の里 の敷地内にある「 詳細へ ほほえみ庵・あそ野 」。地元のお母さんたちが「あじさいやき」というスイーツを作っています。

風穴辺りの沿道には、昔、なんと1,000本ものあじさいが植えられていて、年一度、「あじさい祭り」なるものが開催されていました。2,000〜3,000人もの人が集まるほど、人気のお祭りだったといいます。ちなみに、当時、旧大宮町の人口が5,000人弱だったそうですから、その盛況ぶりがうかがえます。

そのあじさいを世話していた地元のご婦人方が、「あじさい祭りでみなさんに喜ばれるものを」と考えて作ったのが、この「あじさいやき」という大判焼き。

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しかし残念ながら、もうそのあじさいはありません。原因は鹿被害。鹿があじさいの新芽を食べてしまい、花が咲かなくなってしまったのです。

やむを得ず、あじさいは刈られてしまいましたが、名物だった「あじさいやき」だけは残そうと、平成20年10月、この場所に店舗が構えられました。

画像へ [右上] 風穴があるこの辺りは、約1,000本ものあじさいが植えられていたのだそう。でも今は、鹿被害で咲かなくなりました。

画像へ [右下] あじさいやきを焼いているお母さんと記念撮影。「ほほえみ庵」という店名通り、笑顔が絶えないお店。

試行錯誤を繰り返し、今の味に行きついた「あじさいやき」。しろあん、あずき、抹茶の餡があり、どれも1個100円(安い!)。餡のやさしい味も格別なんですが、私の舌をうならせたのが皮の部分。

しっとり、モチモチとしていて、この皮がおいしいから、冷めてもおいしいんだそうです。大判焼きって、冷めるとパサパサするじゃないですか。それがまったくありません。

しかも私、あのパサパサした感じがイヤで、大判焼き…、あんまり好きじゃなかったんです(詳細へ先月のカキ に引き続き! )。でも、このあじさいやきはおいしい!

皮の秘密は…、企業秘密とのこと。大紀町のある名産が練り込まれています。
それが何かは…、現地で聞いてくださいね!

ところでこのあじさいやき。1個100円という価格もあってか、正直、商売にはなっていないそうです。でも、「ここへ来て下さった方へのおもてなしの心なんですよ。まごころがこもっているんです」と言うのは、大紀町役場商工観光課の神田彰彦さん。神田さんは、おおみやサイクリングターミナルの担当者であるだけでなく、町の発展に尽力されている方で、今回の取材をいろいろとサポートしてくださいました。

「みなさんがまごころ込めてあじさいやきを作っているから、僕も応援したいんです」と熱く語る神田さん。その姿を思い出すと、神田さんが「これは大判焼きじゃない、あじさいやきなんだ」とおっしゃった意味が、今はよーくわかります。

かつて、3,000人近くの来場でにぎわったあじさい祭り。
そのお祭りで、みんなの笑顔を生んだあじさいやき。

きっと、あの頃の輝いた思い出をこのあじさいやきに込めて、大事に守っていきたいという気持ちがあるからかな…と、思うのです。

この企画でいろんな町を訪ねてきましたが、どの町も、ちょっぴり元気をなくしているように思います。

世間が不況、不況と言い続けるので、そんな気になってしまうんですかね。でも、初めて訪ねるほうとしては、磨けば光る原石がいっぱい。
自信を持って磨いてくれれば、町の人も元気になるんじゃないかと、いつも思います。

あじさいやきを作るご婦人方は、みんな「元気いっぱい」という雰囲気でした。きっと、このお店に集まって、ワイワイやるのが楽しんでしょうね。それは、利益には代え難い幸福なんです。

この時代でも、あえて通信販売はしないというあじさいやき。それでいいんだと思います。大紀町を訪れた人が、町の人の笑顔と一緒に、あじさいやきをいただくのが一番だと思います。

サイクリングを終えたら、お楽しみの夕食。

詳細へ ターミナル には専属のシェフはいませんが、3人以上の申し込みがあれば、食事を作ってもらえます。作ってくれるのは、ターミナルから2km弱北にあるうなぎ屋「万々亭」のご主人。このご主人が、これまたいい方で…。

写真を撮らせていただきたかったのですが、シャイな方のようで、「いや、いや! 写真なんて!」と遠慮されまして…、残念。ご主人がわざわざ作ってくださったのかと思うと、さらにおいしく夕食をいただけました。

メニューは日替わりの定食ですが、うなぎの酢の物(「うざく」と言う)や、卵焼きがあったりして、なかなか豪華。
肉も松坂牛です。いけすでうなぎを飼育しているそうで、身がプリプリしていました。


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