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フリーライターの 詳細へ土肥 志穂詳細へサイクリング ターミナル に滞在し、おすすめポイントや周辺サイクリングコースを紹介します!

雄物川を愛でつつ田んぼの間を走る、とてものどかなサイクリング
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さて一夜明け…。

画像へ [右] いいお湯につかってリフレッシュ。2日目のサイクリングへスタートします。

今度は 詳細へ サイクリングターミナル に向かって北上します。

ターミナルに輪行バッグを預けていますし、なにせ、ターミナルと空港は目と鼻の先。サイクリングをしながら帰路に着くというわけ。

詳細へ ユアシス を出たら、少し行ったところで地元の神社「 詳細へ 新波神社 」へ寄ってみましょう。新波橋は「あらはばし」でしたが、こちらは「あらなみじんじゃ」と読みます。

これまで全国のいろんな神社を回ってきましたが、この神社の社殿は一見の価値あり。

屋根の下に力士の彫刻がはめ込んであり、まるで力士たちが重い屋根を支えているような様式になっているのです。

力士は全部で8体。

近くの高尾山は「鬼たちが相撲をとっていた」という話が残っているほどで、この地域はお相撲が盛んだったと言います。

また社殿正面の龍の彫刻も素晴らしく、向かいにある夫婦杉も勇壮で、とっても雰囲気のいい神社でした。もっとクローズアップされてもいいと思うほど。

詳細へ 新波神社 をあとにしたら、この日は雄物川を右手に見ながら進みます。

沿道にはところどころ、シャッター式の壁が設置されています。雪が降る冬になると、風向きによっては道路のほうに雪が舞い、前がまったく見えなくなるのだそうで、 その吹き込みを防ぐために、この壁が設置されているのだとか。

私はてっきり、道路の雪が田んぼのほうに落ちないように…とか、これで雪の壁を作る…などということを想像していたのですが、吹雪を防ぐものだったんですね。

壁がある場所、ない場所、片方だけの場所…いろいとあるんで不思議に思っていました。風の通り道にだけ設置してあるんです。

そうこうしているうちに、次の立ち寄りスポット「 詳細へ 石巻の清水 」に到着しました。名前から想像できる通り、ここには水が湧いています。

この地の有名人で、石井露月という俳人がいます。正岡子規に師事し、俳句の同人誌『俳星』を創刊。医者でもある優秀な人物です。その露月も好んで飲んだという清水。それが石巻の清水です。

当然ここを目当てに、空のボトルを用意していた私。冷たくておいしい清水を、ちょっぴり頂戴します。このときはたまたま他に人がいませんでしたが、やはり、大きな容器を持って汲みに来る人もいるそうですよ。

さて、何度かこの記事でも出てくる「高尾山」。

もしあなたが上り好きなら、ぜひ高尾山へ行ってみてください。
石巻の清水より少し手前にある道から上がってもOKですし、国道341号線をたどって行くこともできます。

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いずれにしても「高尾山荘」という看板が出ているので、それを頼りに上ります。

距離2.6km、標高差250m、平均斜度9.7%を越えると、そこに広がるのは雄和の美しい田園風景。

季節ごとに田んぼの色が変わるので、毎日上っても見える景色が違うといいます。

画像へ [上] 高尾山の高尾山荘付近から見た雄和の田園風景。雄物川の曲線と、そこにかかる新波橋の赤色も美しいですね。

画像へ [下] 山の上には土俵もありました。高尾山で鬼が相撲をとっていたという伝説は本当なの!?

また、石井露月に興味を持った方は、その生家を見ることができます。

場所は、石巻の清水から旧道の国道341号線へ入ってすぐ。
ただし、今でもその親族の方が住まわれているので、見学には配慮をお忘れなく。

そしてコースのほうは、国道341号線のバイパスへ進みます。

この道、まーーーっすぐで気持ちいい!
田んぼから吹いてくる風が、また心地いいんです。


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