再び郡上八幡の散策サイクリングへ。
「職人町」「鍛冶屋町」を走ります。職人さんが多く住んでいて、中でも一番多かったのが鍛冶屋さんだったのだそう。
実際に走ってみてわかったんですが、郡上八幡の街はこぢんまりしていて、道幅もそれほど広くなく、立ち寄りスポットも近くに集まっています。こりゃ、むしろ車で回るのは難しく、自転車が最適!
「職人町」と「鍛冶屋町」のすぐ先には、観光スポットのひとつである「
宗祇水(そうぎすい) 」があります。ここは、日本名水百選にも選ばれた湧水のスポット。
しかも、環境省が選定した第1号スポットです。別名「白雲水」。
室町時代、連歌で有名だった飯尾宗祇がここの水を使っていたことから「宗祇水」と言われるようになったといいます。
その形は、この地独特の水の使い分けシステム「水舟」の形をとっています。
まず、水が湧いているところは飲料用に。
その先はお米を洗うスペース、その先は野菜を洗うスペース、またその先は茶碗を洗うスペース…という具合。
[右側写真・上から順に]
宗祇水は水舟の中でも大きいほうになりますが、郡上八幡には小さな水舟がいたるところにあります。 |
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そろそろお腹が空いてきました。
郡上八幡の名物と言えば、鮎、うなぎ、名水から生まれた豆腐などいろいろあるんですが、今回は話題のB級グルメを選択。それは「鶏ちゃん」と呼ばれるもの。
「ケーチャン」と読み、「チャン」にアクセントをつけてください。
ご当地B級グルメの祭典「B-1グランプリ」に出典候補だそうで、知る人ぞ知るメニュー。とは言え、ほかのB級グルメがそうであるように、地元ではおなじみです。
簡単にいうと、鶏ちゃんは鶏肉と野菜の味噌炒め。
味噌はもちろん郡上味噌がベースです。
基本的には夜のお酒でつまみにするメニューですが、昼でも鶏ちゃんが食べられる数少ないレストランが「 キッチンなお 」。さっそく鶏ちゃん定食(1,300円)をオーダーし、食します。
わかりやすく言うと、回鍋肉(ホイコーロー) の鶏肉版のよう。
味の濃い味噌味で、野菜はキャベツのみ。
豚肉で作る回鍋肉よりも、厚めに切った鶏肉の触感が楽しめて、これは美味!
お酒のつまみになるのも納得。
おかずとしても、「これだけあれば、ご飯何杯でもいけます!」という味です。
郡上八幡では、スーパーでも鶏ちゃんのタレが売られているそうで、こちらでは、その専用タレに独自のブレンドを加えているそう。
鶏肉をタレに付け込み、強火で炒めたら、最後にキャベツを加えてキャベツの食感を残します。
最初はメニューになかったけど、「お客さんのリクエストでランチに加えた」というご主人。お陰でサイクリングの途中にいただくことができました!
あまりにも大好きな味だったので、鶏ちゃんのタレをスーパーで買って帰りました!
夕飯はもちろん、お昼のお弁当にも最適。
我が家の冷蔵庫に鶏肉は欠かせなくなりました。
ほかのものを炒めるときにも、このタレを使っちゃってます。
お腹がいっぱいになったところで、ちょっと遠回りをして「やなか水のこみち」へ。
雰囲気のある石畳の小路で、撮影スポットでもあります。 |
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そして最終目的地へ。
そこは、私の夢をかなえる場所♪