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フリーライターの 詳細へ土肥 志穂詳細へサイクリング ターミナル に滞在し、おすすめポイントや周辺サイクリングコースを紹介します!

郡上八幡の伝統、文化、旬がてんこ盛りの贅沢サイクリング

いよいよサイクリングに出発!
まずは吉田川沿いを下ります。

さわやかな空気と緑と水量の多い川。

大げさに聞こえるかもしれませんが、「なんだかアルプスみたい」と思いました。

正直、どこにでもある日本の田舎の風景なんです。

でも、谷の幅とか、山の見え方とか、とにかく空気感が「アルプス」だと思いました。

気持ちのいい下りのあとは、いよいよ街中へ。
もしあなたが上りも得意なら、ぜひ「 詳細へ 郡上八幡城 」へ行きましょう。

八幡山の上にある山城で、市街地からもその姿が見えます。つまり、郡上八幡城へ上れば市街地が見渡せるのです。

ただし、上りはご用心。
距離は約900m、標高差は95mとそれほどないのですが、平均斜度が10.5%となかなかの数字。

また地図にあるように、必ず安養寺側から上ってください。この上りは道が狭く、安養寺側から上る一方通行になっています。

もし逆から上ると車と正面衝突の可能性があります。道にはブラインドコーナーがいっぱい。だからくれぐれも気をつけて上ってください。

上りきれば、天守閣からのどかな風景を見ることができます。
これがまた、すがすがしい風が入ってきて、爽快な気分でした。

詳細へ 郡上八幡城 」から下ったら、ステキな城下町を走りましょう。
ここには、「柳町」「職人町」「鍛冶屋町」と呼ばれる古い町並が残っています。

まず走るのが柳町。侍町の面影を残していて、建物に袖壁があるのが特徴です。

2階の屋根の下に、短く突き出た壁のことです。
防犯、目隠し、火災の延焼を防ぐためと言われています。

もちろんこの町にも、道の両脇に涼しげな水路が。
完全に蓋で覆われていないので、さらに清涼感が増します。

柳町から職人町へ移る間に、ちょっと立ち寄りをしましょう。

郡上八幡の文化、歴史がわかる「 詳細へ 郡上八幡博覧館 」です。ここはなんと、1日に4回も郡上おどりを見せてくれる施設でもあります。しかも毎日。

体験もあるそうです。

今回私たちに郡上おどりを披露してくださったのは渡辺あいさんと、國枝あつさん。

國枝さんは、郡上八幡に魅了されて移り住んできた人のひとりです。

「街の雰囲気はもちろん、郡上おどりの1か月間、毎日踊っていても怒られない街なんて、本当に幸せですよ。また、水がいいでしょ。水量が減ることなくこれだけ流れているのは、 山が豊かってことなんですよ。ミネラルたっぷりのおいしい水は、おいしい食べ物を作ってくれますよね。郡上八幡の食べ物は、何を食べてもおいしい。こんな素晴らしい土地はないと思うんです (國枝さん)」

確かに、この特集で各地に取材へ行くたび、川の水量が減ってきているのを目にします。山の保水力がなくなってきているのが原因と言われていますよね。

郡上八幡は、國枝さんのように移り住んでくる人も多いそう。

さて、郡上おどりの実演が始まりました。

説明を聞いてビックリ&納得。まず郡上おどりは、7、8、9月の約30日、夜の8時から2時間ぐらい催されます(今年の開催予定は 別サイトへ コチラ )。8月13~16日の4日間だけは、朝の4、5時まで踊る「徹夜おどり」が。
國枝さんの「毎日踊っていても怒られない」という言葉通りなんですね。

イメージ的には盆踊りなんですが、郡上おどりは路上でおこなわれます。そうなると、阿波踊りとか、よさこい祭りとかを思い浮かべるんですが、 郡上おどりは、誰でも、いつでも、どんな格好でも参加OK。つまり、はたから見ると、踊りが下手な人もいるし、衣装は揃ってないし、決して美しくはないワケです。つまり!

郡上おどりは「踊らにゃ損、損」で、参加してこそ楽しいお祭りなのです。

実演では、「かわさき」「春駒」「猫の子」という3つの踊りを見せていただきました。どれも真似をすればなんとか踊れそう。

これは郡上おどり期間中に、もう一度来なければ!


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