無事に当選祈願をし、サイクリングロードに戻りたいところですが、まだまだ開運を願いたい方はさらに西へ進みましょう。
富来神社 から8kmほど行ったところに、「
文殊仙寺(もんじゅせんじ) 」というお寺があります。
実は、開運ロードは文殊仙寺がゴール地点。
でも、結構上りますし、お寺に近くなってからは、車1台がやっとという山道ですから、健脚さんにオススメします。
開運ロードのパンフレットによると、「富来港」から「文殊仙寺」まで10km(10,000m) なので、「10×千」で、すなわち「当選」とのこと。
やはり、企画立案者はダジャレがお好きなようで…。
文殊仙寺 そのものは、とってもいいお寺でした。
「三人寄れば文殊の知恵」といいますが、日本三文殊のひとつに数えられているそうです。
石段の下には、苔むした仁王石像が立っています。
国東ではこの仁王石像をモチーフにしたものをたくさん見かけるので、国東の象徴といっていいでしょう。
約600年前に作られたものだそうです。
全部で300段と言われる石段は、長い年月で崩れかけている場所もあるので、ロードのシューズで上るのは厳しいかもしれません。
石段を下から見上げると、すぐそこに建物らしきものが見えるので、「これなら行けるかな」と上ってみます。
到着してわかったのですが、本殿でもある「奥の院」はそのさらに上。まだ80段もあるそう。
ひと休みがてら、中間地点にあるお水をいただきます。
そのお水とは「知恵の水」。
奥の院岩窟から湧き出る水だそうで、飲めば頭が良くなるとか。それはいただいておかないと。
ひと息つけたら奥の院へ。
ここは本当に「奥の院」という感じでした。
辺りは薄暗く、岩がむき出しとなった山がドンと構えていて、威圧感たっぷりの雰囲気。でも、それに負けないくらい威風堂々とした本殿が建っているのです。
平日だったからかほかの観光客はひとりもおらず、久しぶりに「古刹を訪ねた」と思える場所でした。
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「富来神社」からは標高300mほど上り、300段の石段もありますが、それでも元気があったらぜひ訪ねて欲しい場所です。 | |
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「富来港」からサイクリングロードに戻ったら、ゴールはもうすぐです。
羽田休憩所の自動販売機で喉をうるおして、もうひと息!
ところで、海沿いの道を走っていて、序盤からずっと気になっていたんですが、海の向こうに陸が見えるんですよね。
どこが見えているのかわからず、 文殊仙寺
に「徳山(山口県) が見えます」という看板があっても、自分が日本地図のどこにいるのか実感がわきません。
帰ってから日本地図を調べたら、国東半島って瀬戸内海に食い込んだように存在しているんですね。
だから、島がたくさん見えていたんです。
普段何気なく見ている日本地図ですが、こうして日本を縁取るように走ってみると、気づかなかった部分が見えてきます。
こういうとき、自分の生まれた国「日本」がますます好きになるのは、私だけでしょうか?
国道沿いに据えられたサイクリングロードも、奈良原海水浴場(BFRゴルフ倶楽部の看板が見える辺り)で終わります。
さてさてこれで、 国東市サイクリングターミナル の旅はおしまい。
今回の旅も、日本再発見の旅でした。
大分県出身の人に聞いても、国東に住んでいる人に聞いても、国東のことを「こんな奥まで人が行かない」と、まるで陸の孤島のように言う人が多いのですが、そんな場所だからこそ、サイクリストにピッタリ!
海沿いの平地を走ってもいいし、両子山に向かえばどこからでも上りのコースを取ることができます。ぜひ、開運も兼ねて国東サイクリングを楽しんでみてくださいね。
それでは末尾になりますが、今年もこの特集をよろしくお願いします!