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フリーライターの 詳細へ土肥 志穂詳細へサイクリング ターミナル に滞在し、おすすめポイントや周辺サイクリングコースを紹介します!

今も生活が営まれる、江戸の町並み「今井町」へ

町の一番西には、今井町で最も大きい今西家があります。

残念ながらこちらの見学はシーズンが限られているそう(4月15日〜5月14日、10月15日〜11月14日)。

高い塀に囲まれ、中をチラリとのぞくこともできませんでした。

今西家の近くには、この町の基となった称念寺があります。明治天皇が畝傍御陵参拝のために滞在したとも言われています。

これらの情報は、称念寺の向かいにある「夢ら咲長屋」、橿原市来訪者案内所兼休憩所で聞きました。

こちらにはボランティアガイドの方が待機しておられ、今井町の生き字引のごとく、いろんな説明をしてくれます。

称念寺の内部の写真も見せてもらいましたが、これがまた、外観からは想像できないほど豪華なこと。さすが明治天皇が宿泊されたと言われるお寺です。

夢ら咲長屋は、こんなふうに今井町をもっと知ることができる場所でもあるのですが、まずここに飛び込んだ理由は、寒かったから!

「すみません〜。ストーブに当たらせてもらってもいいですかー!?」

と体を震わせて入ったら、「どうぞ、どうぞ」と快く迎えてくださったのです。

橿原神宮で粉雪だったものが、今や「これは灰」とは言えないほど大きなものに! 体も温まりましたが、ボランティアガイドの方とのふれあいで、心も温かくなりました。

なんとか体が温まり、もう少し今井町を散策して次へ行こうと思ったら、とても雰囲気のあるお茶屋さんが…。 せっかくなので温かいものを飲んで、もう少し体温を上げましょう。

ここ 詳細へ 町屋茶屋「古伊(ふるい)」 の建物は、なんと300年の歴史を持つんだそう。

上がりと土間の席がありますが、シューズを脱ぐのが面倒なので土間の席へ。ストーブの前を陣取り、抹茶と和菓子のセット(450円)をいただきます。

温かさもさることながら、抹茶の味が気分を引き締めてくれます。

また、歴史のある町屋に流れる空気は、なんとも穏やかなこと。 土間の片隅に置いてある甕は、水琴の仕組みになっているので、とてもステキな音を奏でてくれています。

あぁ…、落ち着く。

メニューは他にもきつねそば(550円)やぜんざい(400円)など。お昼には「町屋膳」(700円)といって、 そばとごはんのセットもいただけるそう(数量限定。10名以上は要予約)。

テラス席もあるので、天気のいい日はこちらでお茶をするのもいいですね。

駆け足でしたが、今井町を訪ねて思ったこと。

ボランティアガイドの人は、「サイクリストも当然、いろんな人に今井町を見てほしい」とおっしゃっていたので、 それが今井町のためになるなら積極的に見に来たいと思います。

でもそのとき、町のみなさんがどれだけ寒い思い(あるいは暑い思い)をして、この町並みを守ってくれているか…。それを忘れてはならないなぁ…と。

大勢で来るのはいいけど、その建物の中には、普通に生活を送られている人がいることを意識しなければなりません。

ゴミを捨てるなんてもってのほか。サイクリストは特に、走行、駐輪のマナーを守ってくださいね!

藤原宮から飛鳥川に沿って明日香村へ。そこは遺跡の宝庫!

詳細へ今井町 の北東、飛鳥川にかかる赤い橋「蘇武橋」を渡って、次に目指すは 「 詳細へ藤原宮跡 」。

近鉄橿原線を渡って、JR桜井線の南側にある裏道を行きます。 途中、建物の間を入る狭い道もありますが、基本的にはJRと平行するように東へ東へ。

藤原宮跡といっても、だだっ広い空き地が残っているだけで、目印は看板と石碑ぐらい。

それでも、日本で最初の都城がここに作られたと思うと、飛鳥時代にタイムスリップしそうです。

さすがに都が作られた場所だけあってか、ここに立つと大和三山がすべて目に入ります。

どれも小高い丘みたいで、標高はそれほど高くないのですが(三山のなかでもっとも標高が高い畝傍山でも198.8m)、ほかの山とは違って、 1つの独立した山が視線の中にポツンと立つ感じなので、いにしえの時代より歌に詠まれ、愛されてきたことが理解できます。

ちなみに、藤原宮跡に着いたときは吹雪になっていました。

広大な空き地に吹きつける雪…。想像しただけで寒くなりませんか?
トホホ…。でもこれはこれで、私の思い出話になっています。

詳細へ藤原宮跡 を見たら、 いよいよ飛鳥川沿いの自転車道を通って、明日香村へ行きます。

藤原宮跡の南側を通り、川に突き当たるまでまっすぐ進みます。飛鳥川はそれほど大きな川ではありません。 突き当ったら近くの橋を渡り、川の右側を走ります。

頼りにするのは、飛鳥葛城自転車道のルート。
設置された自転車道の看板はとてもわかりやすいものでした。 分かれ道では矢印だけでなく、地図が示されています。

最初の目的地、 詳細へ飛鳥寺 までは橋を渡って川の左側に行くのですが、そこも迷うことなく渡れました。

これは走りやすい!
景色も風情があってグッドです。


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