今回紹介したサイクリングルートからは離れてしまいますが、奥出雲町にはまだまだ立ち寄りスポットがたくさん。

外観がまるで「メガネのミキ」風の奥出雲多根自然博物館。夢とロマンを感じます。

奥出雲多根自然博物館

あの「メガネのミキ」の社長が、個人的に集めた化石の博物館。

エントランスホールにある恐竜の化石は圧巻です。

子どもが楽しくゲームできる場所もあるので、親子で楽しめそう。

櫻井家

蔵も並ぶ櫻井家の敷地。国の有形文化財に指定されています。

たたら御三家のひとつ櫻井家。

資料館の「可部屋集成館」も併設されています。

今でも当主が住まわれているので、ただの旧家とは趣が違います。

人のぬくもりと世話が行き届いたお屋敷です。

[上段・左から順に] 左手が母屋。手前は一般公開されていますが、奥には今でも当主夫妻が住んでいます。 玄関を入るとすぐに、この大広間が。規模の大きさが一目瞭然。 [中段・左から順に] 母屋の奥には松江藩主松平不昧によって名づけられた「岩浪」という庭園が。滝があってビックリ！ 当主が庭の説明をしてくださいました。庭に滝があっても、「当然」という落ち着きよう。 「川の向こうも敷地ですか？」と聞くと、「えぇ、えぇ、もちろん」と笑って答える当主。 苔むす庭に、前屋敷・一丈庵があります。 [下段・左から順に] 一丈庵の前には川があり、涼しげな淵も。右奥にある巨岩の中には観音様がおられるとか。それで観音淵と呼ばれています。 ここは奥出雲町の紅葉の名所でもあります。 屋根は栗の木を薄く裂いて敷き詰めたもの。職人さんがどんどん減っているから、維持も葺き替えも大変だそう。

早朝から夜遅くまで、取材につき合ってくれた村尾さん。ありがとうございました！

そして最後に、この町の人気者・村尾妃登史さんを改めてご紹介！

行く場所、行く場所で「あら、村尾さん！」と声をかけられていて、みんなに愛されている観光協会事務局長だとうかがい知ることができました！

丸々2日間、私たちのためにご尽力いただきありがとうございました。

またそのほか、この取材にご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。 みなさんの温かさが、この町の元気だとハッキリわかりました。

せっかく出雲まで来たのだから、出雲大社とその周辺も訪ねてみたいですよね。村尾さんオススメ観光スポットはこちら！

出雲大社

言わずと知れた島根県出雲市にある神社。
縁結びの神様としても知られていますね。

旧暦の10月には全国から神々が集まり、会議が開かれるのだとか。だから島根では10月を「神在月(かみありづき)」と呼ぶそうです。

今年は11月7日に神様をお迎え、14日まで神在祭が催されるそう。
この時期がチャンスです。

[左] 広々とした敷地を感じさせる出雲大社の入り口。 [右] 拝殿にかかる大しめ縄が出雲大社のシンボル。現在1953年以来の本殿の大改修が行われています。

出雲大社前駅

一畑電車大社線の駅で、西洋建築の駅舎は国の有形文化財に登録されています。

高いドーム型の天井、ステンドグラスが異国情緒を漂わせます。
電車に乗らなくても見ておきたい駅。

[左] アーチ型の天井を持つ出雲大社前駅。普段はひっそりとしていますが、初詣の時期は大変にぎわうそう。 [中] アーチ型の天井とステンドグラス。ヨーロッパに行ったって、こんなステキな駅舎にはなかなか会えません！ [右] 駅舎内は木製のベンチが設置されていて、外国に来たようです。

全国でもめずらしい、神社様式を取り入れた旧大社駅。国の重要指定文化財。

旧大社駅

平成2年に廃駅となるまで、出雲大社の玄関口として活躍したJR大社線の大社駅。
駅舎は純日本風の木造建築。

神社様式も取り入れていて、「日本の建築200選」にも選ばれたんだそう。

昭和49年11月30日に本州を最後に走った蒸気機関車D51型774号が飾られていて、出雲大社の大鳥居が見えるホームも当時のままです。

[左] ホームも昔のまま。蒸気機関車も展示されています。 [中] 木製の出入り口、古い看板…。タイムスリップした感覚になります。 [右] プラットホームにたたずんでいると、汽笛が聞こえてきそう。