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フリーライターの 詳細へ土肥 志穂詳細へサイクリング ターミナル に滞在し、おすすめポイントや周辺サイクリングコースを紹介します!

町の元気と愛情が溢れた奥出雲町

サイクリングを終えてすぐ、奥出雲町長・岩田一郎氏が会ってくださるとのことで、お話しにうかがいました。

岩田氏は、旧仁多町にサイクリングターミナルを作ろうと尽力をされた方。

当時、山の上や町の外れに建設することが多かったサイクリングターミナルの中で、「利用者のことを考えると、絶対に街中」と、 出雲三成駅前にターミナルを建設したのだそう。

行動力もさることながら人望も厚く、1983年に町長へ就任しもう25年。

88歳だそうですが、声もお肌も張りがあります。

そんな岩田町長の、今後の抱負は…?

「平成22年完成を目指して、山陰最大のダム『尾原ダム』を建設中です。 この周囲に1周約20kmのサイクリングコースを整備する予定。より多くのサイクリストに愛される奥出雲町にしていきたいです」

実はこの地域、もう20年ほど前からサイクリング大会を実施しているんだそうです。
今年は10月26日に「奥出雲サイクリング」という名で開催されました。意外とサイクリングにゆかりの深い場所なんですね。

また岩田町長のオススメで、サイクリングターミナルと同じく町が経営する 「 詳細へ 亀嵩温泉『玉峰山荘』 」も訪ねてみました。

こちらはさらに高級ホテルを思わせる施設。

宿泊施設はもとより、露天風呂やサウナ、砂風呂、家族風呂まで整えた温泉、郷土料理が楽しめるレストランなどなど、 地域や立ち寄りの観光客にも親しまれています。高台にあるため、露天風呂からの夕焼け、朝日がキレイなんだそうです。

田舎とは言え、奥出雲町の充実ぶりをかいま見て、 詳細へサイクリングターミナル に帰還。お楽しみの夕食をいただきます。

何がお楽しみかって…?
それはもちろん、仁多米の新米!

ここに泊まると、必ず仁多米の炊き立てご飯がいただけます。しかも「白飯以外は絶対に出さない」という支配人兼料理長の小林さん。

「仁多米本来のおいしさを味わって欲しいので、炊き込みご飯にしたりなど、米に味をつけることはありません」。さすが、味に自信の仁多米!

名物の出雲そばもあって、奥出雲のおいしいものが味わえる大満足の夕飯でした。

仁多米の新米をすくも釜でいただく幸せ

前日に 詳細へ玉峰山荘 を訪れた際、 「明日の朝はこちらへ朝食を食べに来なさい」と施設の方に誘われ、今回は特別に玉峰山荘で朝食をいただくことになりました。
なぜかというと、「すくも釜」で炊いた仁多米を食べられるから。

「すくも釜」とは地域で古くから使われている、もみ殻を燃料にしたかまどのこと。

初めてお目にかかるかまどですが、これが実に合理的。
なんと、オートマチックでご飯が炊けるのです!

すくも釜は、だるまストーブのような形。
周囲が2重構造になっていて、その隙間にもみ殻を詰めます。

当然、釜の底にももみ殻がたまっており、そこに火をつけるのですが、底にたまったもみ殻が燃えるごとに、周囲のもみ殻が少しずつ落ちてきます。 これで不完全燃焼を起こさないのです。しかも、最初は勢いよくもみ殻が燃えますが、あとは少しずつ燃えます。

ガスでご飯を炊くときも最初は強火にし、沸騰したら弱火にしますよね。

つまり、それを自動で火加減調整してくれるのが、このすくも釜なのです!

炊きあがりまで40分。
適度におこげもでき、ほかほかご飯のできあがり!

昔の人の知恵に感動!
これなら薪がなくてもご飯が炊けます。

しかもお米の抜け殻がもみ殻なんですから、お米のあるところにもみ殻あり。なんと合理的な!

炊き立ての仁多米は、おこげの部分でおにぎりを作ってくださいました。

塩で味付けしただけ。
中に具は入っていませんが、香ばしい味がして充分食べ応えがあります。

むしろ具は必要なし!

またこちらの朝食は、豆腐尽くしのメニューが自慢。
支配人に「うちのお豆腐御膳を食べずに帰るなんて!」と言われたほどです。

青豆の豆腐や、みそ豆腐(沖縄のトウフヨウのように発酵した感じの豆腐)、ゆばなど、めずらしい豆腐も並びます。

もちろん、厨房で炊いた仁多米も美味なハズ。
でも、すくも釜で炊いた仁多米を食べたい方は、月曜か水曜に宿泊を。 翌朝火曜、木曜はすくも釜が稼働します。

この日は朝7時から火をつけましたが、前日に何時着火か確認を取れば、火入れにも立ち会えます。この釜の仕組みは興味深いですよ!!

さらに11月1日からは「あじわいロード」として奥出雲町・横田地域の国道314号線に近いお店によって、地元のおいしいものをさらにおいしく食べさせてくれる イベントを開催(16日まで)。

その間は毎日、すくも釜炊き仁多米が、ランチタイムにいただけるそうです!
サイクリングの途中に脚を延ばしてみてください。


詳細へ今回訪れたターミナルはこちら