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フリーライターの 詳細へ 土肥 志穂詳細へサイクリング ターミナル に滞在し、おすすめポイントや周辺サイクリングコースを紹介します!

日本建築はカッコイイ!

次に目指したのは、「 詳細へ 毛利氏庭園 」です。

戦国時代、安芸の国を治めた毛利元就。
その子孫である旧萩藩主・毛利氏の邸宅と庭園が見学できます。

受付で話を聞くと、自転車の場合は受付のすぐそばまで自転車で入ってもOKとのこと。

車の駐車場はずっと離れたところにあり、私も自転車をそこに置いて歩いたんですが。
みなさんが行かれるときは、受付まで自転車でアプローチしてくださいね。

ちょうど、駅のレンタサイクルを利用した方が、受付横に自転車を駐輪していました。

中雀門をくぐり庭へ入ると、そこは四季折々の植物を愛でることができる、回遊式の庭園が広がっていました。

中央には瓢箪池。
冬の穏やかな日差しの中、ゆったりとした散歩を楽しむことができました。

次に邸宅の方へ。

毛利邸の完成は大正5年(1916)。
純和風の書院造に、時代背景を思わせるモダンな装飾が施されていました。

2階からは防府市内が見渡せます。海から2kmちょっとの場所ですが、海の方角に山が見えます。

この辺りはかつて海でした。
今は山に見えるそれも、昔は島だったとか。

そういえば、防府の山は岩がゴツゴツとむき出しになっているものが多いんです。遠い昔は海の底にあった山が、今、こうして陸地にあるために、 岩がむき出しになっているんだそう。

毛利邸は、現代人にはできない匠の技を見せてもらった気がしました。
日本建築って、カッコイイです。ここに住みたい!

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[左列・上から順に]
画像へ 毛利邸の2階から、防府市内を眺めます。

画像へ 毛利邸は天井もステキ。


[下列・左から順に]
画像へ 毛利邸は廊下もステキ。

画像へ 毛利邸はふすまもステキ。

画像へ 毛利邸は障子もステキ。

画像へ 毛利邸は影もステキ。…うーん、ここに住みたい!
(↑ムリ)

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感動の見学を終えて、お土産物屋さんに寄りました。そこにあるたくさんの「ういろう」というビラ。

実は山口の隠れた銘菓が「ういろう」なんです。

ういろうは名古屋が有名で、「米粉からできている」というのが一般ですが、山口のういろうは「わらび粉」でできているんだそうです。
ですから、わらび餅のツルンとした食感を有しているそうで、名古屋のういろうよりもみずみずしい感じなんだと。

お店の方にういろうの話を聞いて、ツーリング後のデザートに1つ買って帰りました。

詳細へ 毛利氏庭園 」を出たら、 来た道を戻って、「 詳細へ防府天満宮 」以西は裏道を抜けます。この裏道、「山頭火の小径」といわれています。

山頭火とは、明治〜昭和初期の俳人・種田山頭火のこと。
防府の生まれで、彼が小学生のときに通学で使っていたのが、この道なんだそうです。 民家の軒をくぐるような細い道で、軒先のところどころには山頭火の句が掛けられています。路地の先には、山頭火生家跡もありました。

山頭火生家跡を見学したら、佐波川にかかる新橋を目指します。ここは、佐波川自転車道の起点。これを上流に上れば、サイクリングターミナルに帰れます。

佐波川自転車道の起点付近は、道がかなり広く、夕方だったからか犬の散歩やジョギングをする人もたくさんいました。

途中、ご婦人に防府の見どころを教えてもらったりしながら、夕日の中で帰路に着きます。あぁ、のんびりしてていいなぁ。

走行距離11km。無事 詳細へ サイクリングターミナル に到着し、毛利庭園で買ったういろうで小腹を満たします。
すぐ食べるつもりだったので、賞味期限の短い「生ういろう」を買いました。

パクリ、うーーん、おいしい!

ここで子どもの頃の記憶がよみがえってきました! そういえばうちの父は、山口出張の帰りに、ういろうを買ってくれてたんです。

幼い私は、それが山口銘菓だとは知らず、「おいしい、おいしい」と食べていたものです。 大人になり、あのときのういろうの味が忘れられず、名古屋でういろうを買って食べましたが、なんだか違う。ちょっとモサモサしているような…。

でもこれで謎が解けました。
私の愛したういろうは、わらび粉を使った山口のういろうだったんだと!

ういろうで空腹を少し埋め、汗を流してからお待ちかねの夕食へ。

地元のステーキハウスのご主人が作ってくれる夕食だそうで、この日はカキフライや豚の焼肉風など、 結構ボリューム満点のメニューでした。

工事関係者の宿泊も多いそうで、中には40連泊する人も。

そんな宿泊者のために、メニューは日替わり、
できるだけ家庭料理に近いものを出すようにしているんだそうです。

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素朴なお袋の味を堪能しつつ、明日のサイクリングに想いを馳せます。

1日目で行くことができなかった、佐波川自転車道上流に挑戦しようと、たくらんでいたのです。

画像へ 毎度のことながら、走った後の食事はウマイ!


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