第1の目的地、「 灘黒岩水仙郷 」を あとにしたら、海を左手にしながら海岸線を進みます。 平地が嬉しい!
しばらく行くと三石 (みついし) と呼ばれる岩が見えてきます。3つの岩が寄り添うように鎮座しているのです。
すぐそばにも同じような岩が1つあるので、四石でもいいような気がしますが、あくまでも三石なんだそう。
この辺りはビワが有名ですが、ミカンもあります。
村上さんが自宅のミカン畑を案内してくれ、もぎたてのミカンをご馳走してくれました。
甘さと水分が疲れた体に嬉しい!
実は初めてのミカン狩り。
うまく取れなくて、見かねた村上さんが手伝ってくれます。
再び海岸線を行きますが、行く手に不穏な空気が…。なんと、上りが現れたではないですか!!
海岸線だから平地と読んでいたのですが、断崖絶壁の南海岸は、アップダウンが厳しいっ!
改めてペダルに力を込めます。
やっとのことでヒルクライムを終え、今度はおのころ島神社を目指し、北上するルートに入ります。
亀岡八幡宮の辺りは、昔ながらの風景を保った商店街。旅に来た雰囲気満点です。
そのまま北上してもたどり着けなくはないのですが、ルートを少し右に外して、オニオンロードを行きます。
このオニオンロードは、もうしばらくすると完成するバイパス。
温泉地でも有名な洲本まで抜けられるようになるそうです。
またネーミングに「オニオン」とあるように、淡路島はたまねぎの生産全国第2位の地(1位は北海道) 。
淡路島に来る前は、「淡路に着くとたまねぎの匂いがする」「川にたまねぎが浮かんでいる」…なーんてことを聞いていたので、 すごく楽しみにしてきたのですが、今の時期はちょうど苗を植えるシーズンだそう。
途中、たまねぎの苗を植えているところに遭遇したのですが、全国第2位の生産量ともなると、苗は機械で植えるんですね。しかも稲みたい!
畑のそばには柱だけの小屋が点在していて、聞けば収穫したたまねぎを干すための小屋なのだそうです。
ちなみに、この時期、たまねぎよりもレタスが目立っていたんですが、レタス→レタス→たまねぎ…と三毛作、 あるいは四毛作をするのが普通なんだそうです。
レタスは種まきから収穫までの期間が短いから、最近ではレタスばかり作っている農家も多くなったんだそう。
オニオンロードは途中で切れてしまいますが、細い道をたどっていくと、 サイクリングターミナル から最初に下った道に出ます。
そこへ出るまで、1箇所迷いやすい分岐点があるので、地図をしっかり参照してください。 サイクリングターミナルから最初に下った道に出ると、サイクリングターミナルに戻らず左へ。三原川沿いをひたすら行くと、第2の目的地、 「 おのころ島神社 」に 到着です。
「 おのころ島神社 に 行く価値あり!」と思った理由は3つあります。
1つはここが国生み伝説発祥の地であること。
古事記・日本書紀によると、イザナギノミコトとイザナミノミコトが、
天の浮橋に立って天の沼矛で海原をかき回すと、矛から滴る潮がおのずと凝り固まって島となった…これが自凝 (おのころ) 島なんだそうです。
そして第2の理由。
おのころ島神社に立つ鳥居は、日本三大鳥居のひとつで (ほかは安芸の宮島、平安神宮) 、
高さ21.7m、横幅31.2m、柱の直径3mもある巨大な鳥居なんです。
写真を見てください!
私がどこにいるかわかりますか?
ホント、この大きさにはビックリなんですよ!
そして最後の理由。
それは、最近はここが縁結びの神様として有名なこと! 女優の辺見えみりさんと、キム兄こと木村裕一さんが結ばれた…ということで、辺見えみりさんのお礼の絵馬が飾ってありました。
さっそく、友人のために縁結びのお守りを購入。
○○ちゃん、今度持って行くから待っててね!
第2の目的地、おのころ島神社の参拝を終えたら、あとはひたすら戻るのみ。
先ほど通ってきた三原川沿いを走り、7kmほど行くと サイクリングターミナル に到着! 全行程約55km。ふぅ〜、疲れた〜。
でも走り応えあったし、行きたいところに行けて大満足。
帰ってきたら村上さんがアイスを振舞ってくれました。
地元の「 G.エルム 」という手作りアイスの店だそうで、「おいしい」と評判。
これは嬉しい! 青切りみかんや、栗きんとんなど、今が旬のものもありますが、私はベーシックにしぼりたて牛乳をチョイス。
水や飼料、育つ環境までストレスゼロで育てられた牛の牛乳からできているそうで、ミルクの味がすごい。 淡路島は牛乳も有名ですから、どうしても味わってみたいと思っていたんです。あぁ、幸せ〜。
お風呂に入り、サッパリしたら、お楽しみの夕食。
2,500円の夕食はご覧の通り。メインのお鍋は豚チリでした。メニューは日替わりだそうです。
地元のものは刺身だそうで、そのほかは特に地元!ということではなかったのでちょっと残念。まだひとカケラもたまねぎを食べてないのが悔しいっ。