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フリーライターの 詳細へ土肥 志穂詳細へサイクリング ターミナル に滞在し、おすすめポイントや周辺サイクリングコースを紹介します!

くさい物好きなら絶対ハマる!琵琶湖名物「鮒ずし」

毎度おなじみのグルメコーナーは、まず『 詳細へ 大津市サイクリングターミナル「リバーヒル大石」 』の食事から!

基本宿泊料6,300円 (1泊2食付き) で出るベーシックメニュー「梅」は写真のような感じ。合宿で行くならこれで充分。

人気なのは懐石風の「竹」コースだそうで、こちらを選ぶと1泊2食付き8,400円になります。

そのほか、近江しゃもを使った鳥のすき焼きや、地元風寄せ鍋「大石鍋」もチョイスできます。事前に予約を入れておきましょう。

ちなみに4月から少し料金が上がるそうで、基本の1泊2食付きは1人6,930円になります。3月までに予約したほうがちょっとお得かも!?

そして外せない地元の名物が「鮒ずし」。

この「鮒ずし」は日本の寿司の原型ということで、どんな握りが出てくるのかと思ったら…。お皿に並んでいるのは、鮒の切り身。これってどういうこと?

鮒ずしの作り方を教えてくれたのは、唐橋の西側で川魚問屋を営む「 詳細へうおい 」の女将・井上麗子さん。

「使っているのは琵琶湖産のニゴロブナです。春、鮒のウロコと内臓を取り、塩を詰めます。夏、土用の頃に塩漬にした鮒をきれいに洗い、 水分を完全に取ってから白飯を詰め、さらにご飯、鮒、ご飯…と桶に漬け込み、お正月にやっと食べられるようになるんですよ」

昔は保存食として、どこの家庭でもこの鮒ずしを漬けていて、ちょうどぬかづけのようにそれぞれの家庭の味があったんだそうです。
でも今では、ニゴロブナの減少と食文化の変化で需要が減り、知る人ぞ知る珍味になっているんだそう。それだけにお値段もお高い!

でも、臭いもの好きの私は、初挑戦の鮒ずしが好きになってしまいました。

詳細へうおい 」で いただいた鮒ずしは、オレンジ色をしたチーズの「ミモレット」に似た濃厚な味わい。

女将もこれをフランスに持って行ったら、「ワインに合いますね」と言われたそうです。

「家庭によって味が違う」というのにも納得で、実はサイクリングターミナルの伊藤所長が、「鮒ずしを食べたい!」と言っていたら 特別に用意してくださっていて、そのとき食べた鮒ずしは、もっと酸味が強くって、ブルーチーズ系の味だったんです。

ほかにも「もろこ」という小魚をいただきました。
「もろこ」の中でも「本もろこ」というもので、この「本もろこ」がまたまた獲れなくて珍味なんだそう。

焼いて三杯酢につけてあるので、頭から骨ごと食べられます。 小さい割には肉厚で、もろこに目がない同行のカメラマンさんは、2パックもお土産に買っていました。

また、ここ「 詳細へうおい 」の2階は 食事ができるようになっていて、うなぎ丼を昼食にいただきました。

「別名“ねぎう丼”って言うんですよ」という女将の言葉に?マークを浮かべていると、なるほど! わかりました。 なんとこちらのうなぎ丼は、うなぎの横にねぎがどっさりのっているんです。

「ねぎは九条ねぎ。鉄鍋が温まったらタレをかけ、おこげを作って食べてください」うーん、なんとも贅沢!  目の前で湯気を上げるうなぎ。そしてねぎをのせていただくと、さっぱりしてて、これが美味なんです!

鍋の台は近くの養護施設で作ってもらった信楽焼きで、「全部少しずつ形が違っていておもしろいんですよ」と女将。 店内も古い民家を改装したもので、とっても雰囲気があります。うなぎは注文を受けてから焼くので、時間がない人は事前に電話を入れておくといいでしょう。

さてさて、今回の大津サイクリングターミナルでの滞在記はこれでおしまい。
滋賀県は盆地なので、春先に訪れる人は冬の準備もしていったほうが無難です。

写真 写真

思ったよりも寒い!
夏は逆に暑いでしょうけど。

あと、とってもマニアックな情報ですが、滋賀県名物「飛び出し注意!」の看板に注目!

私たちは「飛び出し坊や」と呼んでいたんですが、写真のような男の子の飛び出している看板が、走っていると本当にたくさんあります。
それが「飛び出しお嬢ちゃん」や「飛び出しおばあさん」「飛び出しおじいさん」もあるので、いろんなバリエーションを探してみると楽しいですよ。

大津サイクリングターミナルは、どちらかというと研修施設のような感じなので、気軽に使うのにピッタリ。 あ、細かいことですが、バスタオルが備えてないので、持参したほうがベター。ぜひここで、走り三昧してくださいね!


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