山村レイコさんは、エッセイスト/自然回帰型生活びと/農民…など、様々な肩書きを持つ方ですが、かつてはいわゆる 「パリ・ダカ」をオートバイで走り、女性クラスで優勝経験を持つなど、「スーパーウーマン」と言える人なんです。
現在は朝霧高原で自然と共存した生活を送られています。
「そろそろ田舎暮らしをしよっかなぁ〜と思ったとき、海外も含め1,000箇所くらい回って、定住する場所を探したんですよ。 でも、この朝霧高原の景色を見たとき、『ここだぁー!』と思って」と山村さん。
磁場に引かれるようにこの場所へ移り住み、畑や田んぼを耕したり、ポニーのウランちゃんとたわむれたり、気ままにカフェを開いたり…、 なんだかうらやましい日々を過ごされているようです。
そんな山村さんも、この大会に協力してくれます!
当日は補給ポイントとしてだけでなく、菜園や朝霧高原の自然を案内するツアーも考案中です。
また、「 フェアリーカフェ 」 ではおいしいオーガニックコーヒーが飲めます。これがホントにおいしい!
そしてぜひ、山村さんとおしゃべりを楽しんでください。
ラリーや冒険の話はワクワクするほど面白くって、山村さんの軽快なおしゃべりで、こっちも元気になってきます。
私も取材中、「もっと話を聞いていたい!」と思いましたもん。
2日間でおこなわれる大会なので、「満天の星空も満喫して」と山村さん。
取材した日は、ちょうど皆既月食があった翌日。「昨日もね、皆既月食がバッチリ見えて、星がものすごくって、天の川もキレイだったのーーー!!」と、 ハイテンションで話してくれました。
土曜日に受付したあとは、ぜひ、富士山麓の夜空も楽しんでくださいね。
この「2007 Mt.Fujiエコ・サイクリング」のスピリッツにもなるのが、初日におこなわれるクリーンアップ活動。
「 富士山クラブ 」の 指導のもと、富士山麓のゴミ拾いを実施します。
「富士山クラブ」は、日ごろから富士山麓の清掃活動を実施している団体。
理事の舟津宏昭さんは言います。
「富士山は世界中の人にとっても、日本のランドマークとなる場所。この広大なエリアをキレイにすることで、成功例としたいんです。 最終的には地球がキレイになってくれれば」。
私たちはこの大会で、富士山周辺を使って、いわば「遊ばせてもらう」のですが、「普段、自然からの恵みを使って遊んでるのですから、 それに恩返しをする気分ですかね。肩の力を抜いて、当たり前に清掃活動ができればいいと思う」という舟津さん。
清掃活動をしていると、どれだけゴミが多いか実感できます。
そこから、「いかにゴミを出さないか?」も考えるようになると言います。
06年の活動では、57回、4,912名で清掃をして、なんと85,260kgのゴミが集まったそうです。
しかも、30〜40年前のゴミが出てくるんだそうです。
「何もしてこなかったてん末を目の当たりにしますよね。僕らが30〜40年後の人にゴミ拾いをさせないために、できることがあるハズ」(舟津さん)
自転車は今や、エコロジーの象徴的存在となっています。
私たちサイクリストも、それを自負している面もありますよね。でも、「実際何ができるのか?」。
そんなことを改めて考えさせられるのが、この「2007 Mt.Fujiエコ・サイクリング」だと思います。
当日は、25kmの富士山ファミリーサイクリングや、視覚障害者のためのタンデム体験サイクリングコースもあります。
以前、目の見えない方のタンデムサイクリングを取材したことがありますが、風を感じながら走るのは、本当に気持ちがいいんだそうです。
あらゆる人に、「自転車っていいな」と感じてもらえる、そんな大会にみなさんで作り上げていきたいですね。
ぜひご参加をお待ちしています!