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詳細へJCA選りすぐりの現役サイクリスト がお届けするイベントレポートです
ビギナーのかたもスペシャリストのかたも楽しめること間違いなし!

名瀑・温泉・世界遺産....冒険気分のサイクリング

永田にはを楽しめる、超おススメの穴場があります。それは、真っ青な水をたたえた神秘的な淵の眺めを楽しめる穴場・ 詳細へ横河(よっご)渓谷

永田川にかかる橋の手前に木製の道しるべがあるので、このヘアピンカーブを大きく右に曲がります。果樹園の間を走る細い農道を抜けると駐車場があるので、ここに自転車を停めて奥へ伸びる小道を歩いていきましょう。

5分ほどゆくと、そこは...

苔むす岩や木々に包まれる、「屋久島」的な景観が広がる世界です。
(クリート付きのシューズの方は、非常に滑りやすいので足元にご注意!)

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さらに奥へと進んでいくと、視界が開け、大きな岩が並ぶ、深い淵が広がります。

お天気のいい日は真っ青になるそうですが、曇天だったこの日はちょっとネズミ色...残念。

画像へ [左] 「横河渓谷」。晴天時は水が青く神秘的な絶景となる。

外周路に戻り、別サイトへ 2011サイクリング屋久島 の最後のAS・永田公民館で一休み。

休憩を終えて走り出すとまもなく、左手には、ウミガメの産卵地として有名な「永田いなか浜」が広がってきます。このエリアでは、白い砂と青い海、そして沖合に浮かぶ島々という美しい景観を楽しむことができます。

画像へ [左] ウミガメの産卵で有名な白浜。

画像へ [中] 太陽がのぞくと、海が一気に色づく。

画像へ [右] 白砂と岩が並ぶ浜や、ごつごつした岩の眺めも楽しめる。

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永田いなか浜からゴールまでおよそ20km。ここから一湊までの間には、ふたつの上り坂が待ち受け、完走までの最後のハードルとなります。

また冬の屋久島は強い北西風が吹くことが多く、一湊あたりから屋久島空港周辺までのエリアは特に風が強いそうです。この日も強い風が吹き付けられ、大苦戦。

さらに、一湊を越えると北岸には小さなアップダウンが待っており、疲れた足には、これもじわじわ効いてきます。

道路の両サイドに建物が増え、街がにぎわってくると、宮之浦が近づいて来た証拠。ゴールまであと少し! 宮之浦に入ると交通量がぐっと増えるので、クルマには十分注意してくださいね。

ラスト4kmは下り基調。宮之浦のフェリー乗り場を越え、橋を渡り、海に突き出した埠頭に向かいます。ここで屋久島1周、達成です!

屋久島一周を楽しむためのTips
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サイクリングを楽しむ

激しいアップダウンも少なく、比較的走りやすいコースですが、この日は、海沿いのエリアで吹き付けてくる激しい風が大きな敵となりました。

また「366日雨が降る」と言われる島ですから、雨対策はしっかりとしてください。特に冬の雨で身体が冷えると、かなり大きなダメージになってしまいます。レインコート、撥水性のあるパンツ、シューズカバーなどを用意した方が安全でしょう。

また、自然の中を走るのでアイウェアはマストアイテム。
暗い林道もあるので、明るめのレンズがベターです。

滝などの立ち寄りスポットに行く際はクリートカバーがあるとよいかもしれません。屋久島を気兼ねなく楽しみたいなら、苔などで滑りやすい場所も多いので、スニーカータイプの小さなクリートのシューズをセレクトするのも合理的。

画像へ [上] 雨に強い薄手のウィンドブレーカーを携帯しよう。

画像へ [下] 撥水性のある冬用のタイツと、ジャージ。暖かいインナーを合わせよう。

また食料が手に入るお店は宮之浦、安房、尾ノ間などの集落のみ、と考えてよいでしょう。飲料水の自動販売機もあまり多くありません。特に西岸は、栗生を最後に、何も手に入らないと考えてよいでしょう。
飲料水と最低限の補給食は携帯しておいた方が安心です。

屋久島の味を楽しむ

「どうせなら屋久島の味覚を楽しみたい!」
そんな方には「 詳細へ 茶屋ひらの 」がおススメ。

5kmほど77号線を南下すると、緑の生け垣の中に「茶屋ひらの」と描かれた木製の看板が見えてきます(民家と間違えやすいので注意!)。

ここは、屋久島の食材を用いた「屋久膳(やくぜん)料理」を味わえる屋久島通おススメのお店です。

ランチのおまかせコースを頼んでみると、品よく料理が盛られた小皿が次々と運ばれて来て、あっという間にテーブルはお料理で埋まりました。
おまかせコースのお値段は2,000円からですが、決して高くはないと思えるボリュームです。

白和え、胡麻和え、煮しめに、甘酢のたれがかかったトビウオのから揚げ…豆腐の薫製などという珍味まで!

味付けは鹿児島のあまいお醤油がベースになっているため、こっくりとした感じ。酢みそあえなども、少し、甘みを感じます。お刺身にかけられた酢みそが意外なくらいマッチしていて、新鮮なおいしさでした。

事前に予約をした方が安全です。心をこめて作ってくれた料理がたくさん並ぶコースメニューですから、少し腰を据えて食事を楽しむ余裕のある日に立ち寄っていただきたい場所です。

屋久島ステイを楽しむ

宿泊施設は宮之浦に集中しており、安房、尾之間にも多くあります。1泊2,000円程度の民宿から50,000円ほどの豪華リゾートまで、選択肢は豊かです。

2日に分けて島を走りたい方は、空港もしくは宮之浦港からスタートし、1日目は温泉が楽しめる尾之間や湯泊温泉、平内海中温泉あたりに宿を取るのもおススメです。

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参考までに、麦生の 別サイトへsankara hotel&spa 屋久島 では、自転車はお部屋に持ち込みOK!マットも引いてくれました。ランドリーも完備されていてうれしいですね。

タイ風のスパも併設されており、18種類のハーブを入れた「ハーバルボール」でのトリートメントも受けられます。

デラックスなお部屋の極上リゾート。
お値段は張りますが、屋久島滞在を、リゾートとして楽しみたい方にはおススメの宿です!

[左側写真/上から順に]

画像へ 大会オフィシャルツアーでも利用できる宿泊施設・sankara hotel&spa 屋久島はまさに極上リゾート!

画像へ 大切な自転車、部屋に持ち込める宿はうれしい!

画像へ しっかりとマットまで用意してくださいました。

画像へ ランドリーがあれば気兼ねなくウェアーを汚せる?

[下写真]

画像へ タイ風スパでマッサージ体験も可能。

画像へ 屋久島は朝が美しい。早起きして、朝の景色を楽しむことをおススメします!

画像へ 朝日を見ながらティータイム。

画像へ 朝日を浴びながらの朝食。ペストリー類が絶品!

画像へ フレッシュな栄養たっぷりの野菜ジュース。

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また、「神が宿る島」と呼ばれる屋久島は見どころがいっぱい!

もののけ姫のもとになったといわれる「白谷雲水峡」や樹齢7200年とも言われる「縄文杉」なども、時間が余す限り、足を運んでみては?

イベント情報

2011サイクリング屋久島

開 催 日平成23年2月20日(日) ※雨天決行
場  所屋久島一周(スタート/フィニッシュ:宮之浦火之上山埠頭)
予定募集人員500人
参加費用
一 般 9,500円小学生 4,000円
島内住民 5,000円島内住民・小学生 3,000円
申込期限平成23年1月22日(土)
問 合 先

サンケイスポーツ事業部

03-3275-8851 /[平日]10:00〜17:00

今回の特集のナビゲーター
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絹 代 (きぬよ)

サイクルライフナビゲーター(1975年生まれ・神奈川県出身)

自転車を軸に健康、美容、エコのフィールドで活躍中。TV、ラジオやイベントMC、書籍の執筆などを通し、自転車フィットネスの提案や、自転車の魅力を伝える活動をしている。近著に『 別サイトへ 自転車でカラダとココロのシェイプアップ 』『 別サイトへ自転車と旅しよう! 』など。(ともにエイ出版社)

別サイトへ 個人サイト「絹代わ〜るど」