今月お邪魔したのは、九州は熊本の「
山鹿(やまが) 市サイクリングターミナル 」です。
この連載もかれこれ3年ちょっと続いていますが、気がつけば九州で最後に紹介するターミナルとなりました。
山鹿市といえば、山鹿温泉。
そして、古墳好きの人にとっては国指定史跡のチブサン古墳、オブサン古墳が有名でしょう。
温泉はメインの山鹿温泉をはじめ、周辺の平山温泉、鹿北温泉、熊入温泉、鹿本温泉、菊鹿温泉も旅のエリア内。その中心部にあるのが 「山鹿市サイクリングターミナル」なので、実際、温泉巡りをするために宿を取る人も多いといいます。
また古墳は、先述のチブサン、オブサンのほかにも、弁慶ヶ穴古墳(保存のため未公開)や鍋田横穴群など、特に装飾古墳(絵や彫刻など装飾のある古墳)は日本一の数を誇ります。
もちろんサイクリストにとって嬉しいのは「ゆうかファミリーロード」というサイクリングロードが近くを走っている点。これを頼りに走れば、熊本まで行けます。
九州は食べ物がおいしいですし、温泉巡りも歴史探訪もできるなんて、ターミナルを利用しない手はありません。
なにせ、素泊まりなら1泊2,940円ですからね。
宿そのものは、ほかのターミナルとさほど変わりはありません。冷暖房やテレビが備わった和室の部屋に、洗面、トイレ、お風呂は共同です。
食事は併設のレストランでいただきます。
小さなことですが、「おぉ!」と思ったのは、廊下に置いてあった冷蔵庫。
宿泊者が利用できるんですが、油性マーカーが備えてあります。
自分のものには、これで名前を書いておくというワケです。