次の目的地は、1990年に開かれた世界選手権のスタート地点です。実はこのスタート地点、ジャパンカップのスタート地点とは違い、宇都宮市のお隣、鹿沼市にあります。
ジャパンカップのコースを逆走する形で設定された世界選のコースは、栃木厚生年金休暇センターの近くをスタートしました。
今はもうただの道で「ここがスタートだったの?」という感じ。
ただひっそりと石碑がたっているだけで、そこには「スタート/ゴール地点 1990 世界選手権自転車競技大会」と書かれています。
それでも、ここで世界選が開かれたのだと思うと、感慨深いものがあります。
このスタート地点がどんな様子だったのか確認するには、 ターミナル に置いてあったアルバムをご覧になってください。
そこは確かに、一般的な世界選のスタート風景と同じでした。それはそれは、立派なものです。 |
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[左] 大谷を抜けると、交通量の多い県道に出るので注意です。 |
歴史的なスタート/ゴール地点を見たら、今度はジャパンカップのゴール地点へ向かいましょう。
ジャパンカップ観戦者にとっては有名な田野町交差点を過ぎれば、最終周回で勝負のかかる上りへ突入です。
いつもは観戦しているだけですが、実際に上ってみるとキツイ。これを10周走ったあとで上るんですから、プロはスゴイですよね。
上りに疲れたら、ゴール手前でひと休み。
リンゴの直売所に寄ってみましょう。
ジャパンカップのスタート/ゴール地点のすぐ近くにある「 赤川りんご園 」では、11月いっぱいまでおいしいりんごをいただくことができます。
11月上旬から収穫されるのが、蜜入りのふじ。この周辺にあるりんご園で採れるものなので、自転車の聖地で採れたりんごということになります。
これを食べたら速くなれるかしら?
店先に置いてあるかご入りを買ってもいいし、もぎ採りをしてもOK。もぎ採りは入園料無料で、採ったりんごを1kg500円で購入する形です。
店頭のかご入りもだいたい同じ計算なので、時間があればもぎ採りを楽しんでもいいですね。
サイクリングの途中で、喉を潤すのに食べたい人は、お店の方へ遠慮なく声をかけてみましょう。1個だいたい100円で売ってくださるそうです。
サイクリストが多いので、そういうリクエストも多いんだそうですよ。
私も1個、ガブリといただきました。噛んだとたん、果汁がジュワリ!お水をガブガブ飲むよりも、りんごで水分補給をしたほうが、よっぽど体に良さそうです。
こちらのりんごは表面の赤色がまだらですが、それは葉っぱが影を作っているから。 スーパーなどに並んでいるキレイなりんごは、葉っぱを取り除いて育てているそうですが、本当は葉っぱを除かないほうが、葉っぱからの栄養がりんごにいって、よりおいしくなるんだとか。
りんご園直売ならではの味がこちらで楽しめます! |
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お店の大島恭一さんと房子さん。恭一さんは校長先生までやられた元教師。気さくな方で、楽しくおしゃべりさせていただきました! |
さてさてこれで、 宇都宮市サイクリングターミナル の旅はおしまいです。
私は、仲間たちともう一度ここへ来ようと思いました。ここで合宿をするんです。
足を伸ばせば日光まで行けるそうですし、ジャパンカップのコースと、世界選のコースをそっくりそのまま、両方を走ってみたいんです。これは仲間たちも喜びそうです!
ジャパンカップ(青ルート)と世界選のコース(黄ルート)を以下に貼りつけておきますね。コースはいつでも走れますが、古賀志林道の上りと下りは、自転車以外の車両は通行止めになっているのでご注意ください。みなさんも挑戦してはいかが?