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フリーライターの 詳細へ土肥 志穂詳細へサイクリング ターミナル に滞在し、おすすめポイントや周辺サイクリングコースを紹介します!

「ただいま」と言えば「おかえり」が聞こえる宿

とうとうこの連載も北海道にやってきました。

夏の北海道はサイクリストにとっても憧れの地では? どこまでも続く大地を、気持ちよく走ってみたいですよね?
そんな夢を叶えるのが十勝川温泉にある「 詳細へ 音更町サイクリングターミナル はにうの宿 」です。

まずこの宿の名前から説明しましょう。
「はにうの宿」とはそもそも「土で作った粗末な家」という意味。一般的には歌のタイトルとして有名でしょうか。

北海道も開拓によって築かれた土地ですが、その開拓時代も、イナゴの大群に畑が襲われたときも、苦しいときには「はにうの宿」を歌って元気を出したという話が残っているんだそうです。
その歌詞は「いくら粗末な家でも、我が家が一番いい」という内容。この宿も、「派手さはなくても楽しく落ち着ける宿。『ただいま』と言って帰ってこられる宿」を目指したといいます。

今回の旅は、「開拓」を意識させられることが多く、いかにその苦労が人々の根底に流れているか、身を持って知ることとなりました。 でもマイナスイメージではなく、そのときの魂をみんなが持っているから、こちらの人は「たくましくて、元気」というイメージです。

音更町サイクリングターミナルのホスピタリティは随所に感じます。まず「十勝川温泉の中にあるからには、ほかの宿に負けないサービスを提供すること」というスピリッツ。

施設そのものは、昭和を感じる和室、共同洗面所&トイレ…などなど、ほかのターミナルとあまり変わりません。でも、ターミナルでお布団を敷いてもらったのはここが初めて!

そして温泉。このあたりは「モール温泉」といって世界でもめずらしい温泉。
地下には亜炭層という植物が堆積してできた地層があり、モール温泉はそこから湧き出ます。

色は茶褐色で植物性の有機物を多く含んでおり、美人の湯として親しまれているのです。もちろんこのターミナルの温泉もモール温泉。 広さも充分あるので、温泉宿としてバッチリ利用できます。

また周辺施設ですが、宿のすぐ下は広い公園で、ギネスブックにも載ったことがあるという直径18mの花時計「ハナック」があります。

宿の上には十勝が丘展望台があり、雄大な十勝大平原と日高山脈を臨むことができます。

そして、十勝の大自然を楽しめるアウトドア施設「 詳細へ 十勝ネイチャーセンター 」では、各種アウトドアスポーツが楽しめます。

さらにその裏には足湯も。
サイクリングの途中にぜひ寄りたいですね。

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またまた、忘れてはならないのが食事。

元来、1泊2食つきのスタンダードプランでも1人5,550円〜と、大変リーズナブルなんですが、 「三大蟹プラン」といって、タラバガニ、毛ガニ、ズワイガニがすべて出てくる夕食つきプランで1泊2食1人8,450円〜!「十勝牛すき焼き食べ放題&飲み放題プラン」が1泊2食1人7,800円!!

北海道の名物がいただける上に、この価格は嬉しいですよね。ホント、ビックリです!

最後にこの宿にはなんといっても、心優しい支配人・黒川澄男さんがいらっしゃいます。
兄貴のような、お父さんのような、ボスのような人柄で、旅の相談は黒川さんにするといいでしょう。今回の取材でも、本当にお世話になってしまいました。

黒川さんに会いにもう一度行きたいくらい。
これが「ただいま」と言って帰ってこられる宿なんでしょうね。


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