今月の特集は最初にちょっと叫びます。
「元気になった能登を走ろうじゃないか!」
10月3日(土)、4日(日)に開催される「中部日本サイクリング大会 in石川」。
その舞台に選ばれたのは、ここ志賀町。
2007年3月25日に発生した能登半島地震では、志賀町も震度6弱の揺れに見舞われました。仮設住宅で暮らしていた方々が、その不便さから開放されたのは今年の春。
ほぼ2年間、苦労されていたのかと思うと胸が痛みます。
その復興した能登を満喫してもらい、走っている人も街の人も元気になってもらいたいと企画されたのがこの大会なのです。
私たちが参加することでみなさんに喜んでもらえるなら、こんな有意義なサイクリングはないと思いました。
スタートは「能登ロイヤルホテル」。
75kmのAコースと、46kmのBコースが選べ、どちらも前半は能登金剛の海岸線を走ります。
その能登金剛を楽しむ最初のスポットが「 旧福浦灯台 」。
1608年に建てられた日本で一番古い木造灯台で、その白い姿と空のコントラストがステキ!
1984年にその役目を終えていますが、この地域の漁業を支えたシンボルとして保存されています。
次に訪れたのが、旧福浦灯台から約3km北上したところにある「
巌門(がんもん) 」。ここはぜひ、時間をとって見学してみてください。
巌門はその名の通り岩の門。浸食によって岩にぽっかり穴が開いており、この辺りの代表的な景勝地です。
この巌門は、まず歩いて見に行きましょう。階段を降りていくと、巌門のすぐそばまで行けます。少し足場の悪いところもあるので、 ロードシューズの方はクリートカバー持参がおすすめ。
巌門へ抜ける洞窟はとても神秘的。太陽の光に誘われて洞窟を抜けると…。 これまた神秘的で勇ましい巌門が現れました! 巌門の下に漂う海水は、微妙な色合いのエメラルドグリーン。よーく見ると小魚がたくさん泳いでいます。 | ||
[左上] 巌門へ行くには岩場も歩くので、ロードシューズの人はクリートカバーを使いましょう。 |
[中上] 透きとおったグリーンの海。よく見ると小魚がたくさん泳いでいます。 [左下] 巌門の全体像。大きな岩が細長く浸食されているんです。左奥に見えるのっぽの岩は「鷹の巣岩」と呼ばれています。 |