ここ楢葉は、 「 J ヴィレッジ 」が あることもあって、サッカー選手が多く訪れます。
そのため、まず名物として挙げられるのが、フィリップ・トルシエ元監督が命名した「マミーすいとん」。
トルシエ監督がこのすいとんを食べたあと「マミーの味がするね」と言ったことがゆえんです。
このマミーすいとんは、ターミナルの「レストラン岬」や近くの道の駅で食べられるほか、ターミナルでの夕食に加えられることもあります。 モチモチとしたすいとんが故郷を思い出させますね。
[右] モチモチとしたすいとんが美味な、マミーすいとん。お母さんの味がします。 |
そのほか、海の幸もおすすめ。
ターミナルのレストランは、地元の人のちょっとしたお食事の場にも使われていて、特にお昼時には宿泊者以外の人たちでいっぱいになります。
マミーすいとんはもちろん、てんぷらなど東京では食べられない量がリーズナブルな値段でいただけます。
この日、私がいただいたのは、海の幸がふんだんに乗った海鮮ちらし寿司。太平洋で獲れる新鮮なお魚が魅力です。
また、ターミナルの中には手作りジェラードが食べられる「ウインディーランド」があります。
楢葉の特産のひとつ「ゆず」のジェラードは、さっぱりしていて湯上りにピッタリ。
ほかにゴマや山ブドウなど13種類のジェラードがいただけます。
こちらのジェラードは、近くの道の駅でも食べられます。
そして、ターミナルの朝食で出たもので感動したのが、地元で作られた 「 ならは納豆 」。
大粒で大豆の味がしっかりする昔ながらの納豆です。
近くに作っているところがあるということで、突然訪ねてみました。
そこは普通の民家で、庭先にある小屋で、ならは納豆は作られていました。
ちょうどおばあちゃんがひとりでお留守番をされていて、お話を聞いたところ、「前に四国の人が "納豆ってこんなに おいしいものだと初めて知った" ということで、100個買って帰られたことがあるんです」というビックリなエピソードを話してくれました。
家族でやっている工場なので、いきなり100個頼んだり、あまりにも多くの人が訪れるとご迷惑だとは思いますが、入り口に 「 ならは納豆 」と いう看板が出ていますので、お話をうかがいに訪れてみるのもいいかもしれません。
納豆はターミナルの朝食で食べられますし、ターミナルの温泉施設や道の駅の物産館で購入できます。