「 旧函館区公会堂 」
を出たら東へ進み、八幡坂で海のほうを見てみましょう。
この地域は、函館山へ向けて坂の多い場所なんですが、中でもこの八幡坂は、TVやCMでよく使われる場所です。 ちなみに坂を上りきったところにある函館西高校は、演歌歌手・北島三郎さんの母校とか。
八幡坂を見終えたら、その先は3つの有名な教会が並びます。白い壁に水色の屋根が「
ハリストス正教会 」。
1858年にロシア領事館付属の聖堂として建てられ、焼失によって1916年に再建されたものです。
緑豊かなお庭に立つ教会なので、1周回って外観を眺めましょう。方向によって、その趣が違います。
その奥にある変わった形の建物が「
聖ヨハネ教会 」。
私たちが想像する教会の形ではありませんが、上空から見ると、屋根の形がしっかり十字架になっているのがわかります。
そして最も大きいのが「
カトリック元町教会 」。
高さ33mの大鐘楼が圧巻です。
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3つの教会を見学したら、ここからはちょっと脚を使うサイクリングになります。
大きな道は電車通り。路面電車の終着駅「谷地頭(やちがしら)」を過ぎたら、もうすぐ「立待岬(たちまちみさき)」です。
この岬は津軽海峡に面しているため、天気が良ければ青森県を臨むことができます。この日はあいにくのお天気でしたが、 「晴れていれば、あっちとこっちに青森が見えるんですよ」と言われ、頭の中は「???」。
「青森は1つなのに、2か所見えるってどういうこと!?」と思っていたら、下北半島と津軽半島が見えるということなんだそうです。なるほど!
立待岬へ行く途中には、石川啄木一族の墓もあります。
[上] 函館山に上る途中で見えた函館市内の景色。海とのコントラストがキレイです。
[下] 函館山から見た函館市内の夜景。帯状になった部分が砂州ということがよくわかります。
[写真提供: 函館国際観光コンベンション協会]
立待岬から市街地へ戻るには、函館山を少し上ります。ここがCコースの難所かもしれません。
でも距離はほんのちょっと。函館市内も見降ろせますので、ぜひ頑張ってみましょう。
函館山は、「函館100万ドルの夜景」が見られる山です。
大会当日は、5日の交歓会後に夜景見学のオプションを設ける計画も。
バスで函館に上り、その「100万ドル」を見るのです。
ところでこの夜景、観光ガイドなど見ても夜景が帯状になっていることに気づきますよね。
これ、函館山が昔は島だった証なのです。
島と北海道本島が砂の堆積で陸続きになり、今の函館市内が形成されたんだそうです。
要するに大きな砂州!
巨大砂州といえば広島市内も同様ですが、2つの市に共通しているのは、地盤が緩くて地下鉄が掘れなかったということ。
だから両市とも路面電車が活用されているのです。
函館山を降りたら、再び電車道を通り、今度は海岸沿いの「漁火通り」へ。
函館はイカが有名なんですが、この通りからは文字通り漁火を見ることができます(もちろん夜です)。
途中の右手には「啄木小公園」があり、啄木の像が函館山を背に考え込んだポーズをとっています。
さて、そろそろお腹が空いてきました。昼食場所は「
函館競輪場 」です。
バンクを見下ろせるプレスセンターが昼食会場。もしかしたら、練習中の選手を見学できるかも!
また、バンクに降りて試乗ができるよう計画中です! 函館競輪場は、ゴールが海に面しているので強い向い風なんだそうですが、それも体験できる!?
当然、取材のこの日はお弁当がないので、お昼は函館っ子おすすめのハンバーガーショップへ。その名も
「 ラッキーピエロ 」。
あのGLAYも通っていたという通称「ラッピ」は、「作り置きは一切なし」という味へのこだわりもさることながら、メニューがとてもユニーク。
本当にいろんなメニューがあって迷うんですが、ここは一発、超のっぽな「函館山バーガー(1,100円)」をチョイス。
これを頼むと、鐘を鳴らしながらテーブルに運んできてくれるというシロモノ。その鐘は、「よくぞこれを頼んでくれました。大丈夫ですか~?」と言っているようでした。
顔よりはるかに大きく、上段にからあげ、中段にとんかつ、下段にエッグハンバーグという3段構造。
もちろんみんなで分けて食べました。
しかも100人に1人が当たるという「ラッキーワン賞」にも輝き、記念品とソフトクリームまでいただいてしまいました。
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ラッピデビューはラッキーてんこもり!? | |
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お腹が満たされたところで、最後はやっぱり五稜郭へ。 |
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こんなに盛りだくさんなCコース「函館市内散策コース」。でも距離は20kmしかないので、のんびり過ごしながらしっかり函館観光してくださいね♪