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フリーライターの 詳細へ土肥 志穂 が サイクリングロードを実際に走っておすすめポイントを紹介します!

自転車好きのシェフとボーノなイタリアン

自転車道に入ってから約2km地点。

自転車道から三保街道のほうを見ると、交差点の信号に「白浜」と書いてある地点があります(ちょっとここがわかりにくいですけど!)。

それを見つけたら、自転車道にしばしお別れをして、三保街道へ出てください。

「白浜」の信号を渡ったら左へ進みむと、その先に「MASSIMO」という看板が見えるはず。

ここが今回の第1の目的地、イタリア料理 「 詳細へマッシモ 」です!

ここマッシモは、駿河湾の魚貝と自家栽培の野菜&ハーブが自慢のイタリア料理店。

店内に入って、まずビックリ。
内装がとってもステキなんですもの!

高い天井、アーチ型にくり抜かれた壁、大きな厨房、暖かい灯り…。

かといって、とんがったおしゃれさじゃないんです。

生活感もあって、そう! 現地イタリアのレストランのような雰囲気! これぞホンモノって感じ。

そして驚くなかれ。ここのシェフ、宮城島力(みやぎしま・ちから)さんは、大の自転車好き!

サイクリングはもちろん、時間のない日はローラー台を踏むような熱の入れよう。

店内には、ツール・ド・フランスを7連覇したランス・アームストロングのポスターや、自転車界の長島茂雄こと (?) エディ・メルクスの写真なども 飾ってあります。

店は清水エスパルスの練習場が近いこともあり、エスパルスのJリーガーたちが、かなり通っているそうです。壁には選手のサインがズラリ。

そんな中に、自転車界の仙人こと(?)森 幸春さんのサインも。

この辺りは走り甲斐があるとのことで、サイクリングに出てきては、このお店に寄られるんだそうです。

さっそくランチをいただきます!

私が注文をしたのは、駿河湾の魚とほたてのムニエル(1,800円)。やはり駿河湾の魚介類が自慢のお店なので、これにしました。

お魚はそのときの旬のものを使うそうで、この日は「さんのじ」。ニザダイのことで、真っ白な身は甘味があっておいしい!

ほたてはミディアムレアの焼き加減がこれまた絶妙。添えられた自家製お野菜も美味で、トマトの甘いこと、甘いこと。

ランチにはこのメインディッシュにミニサラダと自家製焼きたてパン、コーヒーまたはシャーベットがつきます。

焼きたてのパンは、ずっしり重みがあって、ほのかな甘味が口に広がります。常連さんから大評判のパンだそうです。

カメラマンさんとおいしくお昼をいただいて、さぁ、もうすぐ食べ終わる…というとき、なんと、カメラマンさんのお皿に茄子を発見!

これで揃いました! 一富士、二鷹、三茄子!

ランチタイムは11時30分〜14時まで。

ほかにも、生うにオムレツ海老クリーム (1,600円)や、生パスタのポルチーニ (1,500円)、ピッツァのカプリチョーザ(1,600円)などがあります。 パスタやピッツァを頼んでもコーヒーなどがつきます。

自転車で来たと言えば、自転車の置き場所を案内してくれると思います。

おいしいランチを終え、再びサイクリングへ出発。

一度、自転車道へ戻り、旧三保駅を拝んでから、三保街道へ出ます。

しばらく道なりに進むと、右手には 「 詳細へ清水エスパルスの練習グラウンド 」が。

現役Jリーガーの姿を見ようと、グラウンドへ行ってみると…。あれれ? もぬけのカラ…。

ちょうど練習が終わったようで、選手は洋服に着替えてクラブハウスから出てくるところでした。うーん、残念。。。

でも、テレビで観る選手を間近に感じて、ちょっとラッキー!  止めておいた自転車を見て、「おぉ、スッゲー。チャリンコだぁ」という選手もいました。「ここまで走ってきたんですよ」と、自慢したりして。

あとでわかったんですが、清水エスパルスの 別サイトへ 公式サイトの月間スケジュールカレンダーに練習時間が載っていました。

練習のない日、完全非公開の日もありますので、注意して (…って、それは私だろっ!) 行ってくださいね。

三保の松原と羽衣伝説の地へ

詳細へ清水エスパルスの三保グラウンド 」をあとにし、メイン道路を道なりに進みます。

ちょっと自転車道とは言えない道だけど、もうすぐ専用道が出てくるはず。

道が大きくカーブする角に「ようこそ真崎海岸」の文字。もしやここが自転車専用道の入り口!?

少し先にテニスコートが見えます。
きっとココだ!

入ってみると、目の前に海!

そしてよーーーく目を凝らしてみると、雲の向こうにデッカイ富士山!

あっちゃー、また段取り間違えてしまった!

午前中はクッキリ見えていた富士山も、午後になると雲がかかって見えなくなってしまったのです。

こんなところに富士山の絶景ポイントがあったなんて。とほほ…。

そして肝心の自転車道のほうは…、あらら、まったく舗装されていない。

詳細へマッシモ 」の 宮城島さんから、「未舗装路がありますよ。でも走れないことはない」とは聞いていましたが、ちょっとこれじゃあ快適に走れそうにないなぁ。

富士山だけ拝み、自転車道はパスして三保灯台通りへ。

狭い道ですが、松の並木がとってもキレイです。

松並木を走っていると、左手に「三保飛行場」の看板が。

確かここも自転車道につながっているハズ! 新たなコースを求めて飛行場へ入ってみます。

この飛行場は、どうやら小型機のため滑走路があるよう。入るとすぐにセスナがズラリと並んでいます。

運が良ければセスナがテイクオフする姿を、間近で見られるようですが、この日はすべてがタイミングの悪い日。待ってても飛ばないので、出発します。

自転車道は相変わらず荒れているので、再度、松並木のほうへ。

ただし、松並木へ戻る少し手前に、歩道へ入れる道があります。そこを通って、次に目指すは三保の松原!

しばらく行くと、目の前に灯台が見えます。これが通称・三保灯台。正式名は清水灯台というそうで、日本初の鉄筋コンクリート造灯台です。

この灯台の脇に海沿いの道が延びています。この道沿いに広がっているのが、有名な三保の松原。

三保の松原といえば、あの羽衣伝説で有名な「羽衣の松」があります。 海沿いの道をどんどん進み、この羽衣の松を目指したいんですが、途中で道が終わってしまいます。

自転車道は右へそれるよう案内板が出ていますが、ここまで来たら羽衣の松を見たいので、遊歩道を押して行くぞ〜!

松林の中を進み、お土産物屋さんが見えたら、左手の海沿いに神々しく柵に囲まれた松が立っています。

これが羽衣の松。この松に美しい羽衣がかかっていたんですね!

松に近づくには、砂浜を歩かなければなりません。
シューズの中が砂だらけになることだけ注意です。

伝説の世界を堪能し、ふと時計に目をやると…。
まずい、急がなければ!