「 旧岩淵水門 」の
近くに、荒川の歴史を知ることができる
「
荒川知水資料館 」が
あると知り、トイレをお借りするがてら館内へ。
そこで初めて知ったんですが、荒川の本流って、今の隅田川だったんですってね。
先述した通り、荒川は暴れ川だったので、江戸の町は洪水に悩まされていました。
そこで、水位を安定させる「荒川放水路」を1910年から20年もかけて掘ったのが、現在の荒川。
この付近に住む方にとっては常識だったのかもしれませんが、この大きな荒川が人工だったなんて、私にはビックリ。
館内では、そのときの工事の様子や、工事の責任者だった青山士(あおやま・あきら)氏のことがわかる資料が見られます。
また、荒川に住む魚の展示や、空から見た荒川の衛星写真が見られる大きなスクリーンなど、なかなか楽しい!
またラッキーだったのは、簡単なアンケートに答えると、「荒川お散歩マップ」がもらえたのです。
これは、荒川の名所がわかるだけでなく、河口からの距離や、橋の名前、トイレ、水道の場所もわかって、サイクリングに大役立ちのマップ。
コンパクトに折りたためるので、サイクリストにも使い勝手が良さそうです。
せっかくなので、こちら
「 荒川知水資料館 」の
受付の方に、付近のオススメ立ち寄りスポットを聞いてみました。
すると、少し先にある新荒川大橋のたもとに、東京23区で唯一の造り酒屋さんがあるとのこと。
それは行ってみなければ!
場所は新荒川大橋を渡らず、岩淵橋を渡ったすぐ先でした。
その名も「小山酒造」。
残念ながら昔ながらの造り酒屋という趣はありませんでしたが、すぐ前に直営の酒屋さん
「 小山酒店 」があったので、
ちょっとお邪魔を。
銘柄は「丸眞正宗」。スッキリとした辛口が特長です。
「小山酒造」は明治11年創業。
初代小山新七が、酒造りに適した湧き水を発見し、始めたそうです。
以前は23区内にもこうした酒蔵があったそうですが、戦火を免れたこの「小山酒造」だけが残ることになったとか。
5人以上で予約をすれば、工場見学、試飲もできるというので、今度、自転車じゃないときに行ってみるとしますか。
せっかくここまで来たので、前回最悪だった左岸のコースも調査しようと、新荒川大橋を渡ります。
渡り始めてすぐ、向こうに緑色の屋根をした善光寺を臨めるんですが、ここは、安藤広重が「川口のわたし善光寺」という作品で描いた風景。
今はすっかり変わってしまいましたが、なんだか歴史を感じさせます。
ちなみに、この新荒川大橋ですが、実は埼玉県。
西日本生まれの私にとって、東京を走っていたのに、いつのまには埼玉まで来たなんてビックリ。 橋を渡った向こう岸は、完全に埼玉県川口市です。
学生の頃、川口出身の友人が「俺はほとんど東京生まれだから」と言っていたことを思い出し、そう言いたかった彼の気持ちが、今はうん、うん、わかる、わかる。
左岸を走ると、若干工事区間があるものの、ちゃんと幅広のコースがあってひと安心。
しかも、芝川水門(行きに岩淵水門と間違えた水色の水門)の先には、
「 さくら 」というレストランが!
こうしてコース上に飲食店があると、車道に出ずに済むので嬉しいねぇ。
2階はバッチリ食べられるレストランですが、1階にはテイクアウトの喫茶もあったので、そこでホットコーヒーとホットドックを注文。
外で食べれば自転車の盗難も防げ、こういうシチュエーションはサイクリストにとってベストです。
お腹を満たしていると、「今から小松菜の無料配布をします」というアナウンスが。
隣には「足立区都市農業公園」というのがあって(そうそう、芝川水門の先で、東京に再び戻りました)、そこで野菜を配っているようです。 小松菜はこの辺りの名産ですもんね。
今度来たら、この公園も行ってみたい。
それから「 さくら 」の喫茶にあった、
いろんな味のソフトクリームも興味津々。
この日は寒くて食べられなかったけど、ラベンダーソフトや玄米ソフト…、ぜひトライしてみたいな!
ものすごい種類のソフトクリーム。順番にトライしていきたいです。
さてさて、ヘルメットを忘れるという大失敗で始まった今回のサイクリングですが、障害物がほとんどないコースをのんびり走ったので、 無事に終えることができました。
唯一無事じゃなかったといえば、四ツ木駅までの帰り道、どれが自分たちの渡った木下川橋かわからなくなってしまったこと。
河川敷は景色がほとんど一緒だし、多摩川と比べ、荒川には橋や鉄道の陸橋にそれが何橋か何線かの表示がないので、地図を見てもチンプンカンプン。
帰宅途中の高校生を捕まえて、駅まで案内してもらいました。
あのとき親切に助けてくれた福井くん! 本当にありがとう!