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フリーライターの 詳細へ土肥 志穂 がサイクリングロードを実際に走っておすすめポイントを紹介します!

腹が減っては、旅は終わらん! 元気回復、薬膳カレー

さて、旅と言えばおいしい食べ物がなくっちゃ終わりません。
そろそろお腹も空いてきたので、ランチタイムといきましょう!

あらかじめ調べておいて目をつけていたのが、府中・郷土の森近くにある「 詳細へ大東京綜合卸売センター 」。

ここは東京都下の台所を担う市場。
一般の人も入ってお買い物ができるので、自転車じゃなかったら、新鮮なお魚や激安日用品を買って帰りたいところ。

でも今回目指すのは、その中にある薬膳料理のお店「 詳細へやくぜん専家 」。

薬膳料理と言えば高級でかしこまった感じがしますが、ここはカウンターひとつで営む大衆食堂のよう。

「できるだけ安く、みんなの溜まり場になるような店を作りたかった」と言うのは、こちらの店長・加藤輝美さん(68歳)。

お店の看板メニューである薬膳カレー「コラーゲン入り爽健カレー」をいただきます。

出てきたカレーは、むむっ! 具が全然入っていない。

「野菜と48種類のハーブを、2週間練ってルーを作るんです。だから具は全部溶けてしまう」。

なるほど、口当たりはさっぱりしているのに、深いコクと、あとからくるスパイシーな味わい。

「それぐらい練らないとね、ハーブの臭みが取れないんだよ」。
確かに、薬のような味はまったくしません。

常連さんで、サイクリストでもある佐伯崇峰さん(40歳)にお会いできたので聞いてみると、「風邪を引いたとき、ここのカレーを食べたら一発で治っちゃうの」。

サイクリングで疲れた体が復活! これにサラダ、スープ、コーヒーがついて680円、安い!

ほかにも、40種類のハーブが練りこまれたヘルシーやくぜんラーメンが500円、アズキ入りやくぜん粥も500円と、とってもリーズナブル。

「サイクリストにまだあまり知られてないから残念」(佐伯さん)、「これからは来てもらいたいねぇ。自転車で来たって言ってもらえれば、 何かサービスするよ。ボトルの水も替えて行きな。ここの水は "波動水" と言って、血の巡りがよくなるんだ」(加藤さん)。

わぁお! ありがとうございます!

おじいちゃんと、おばあさんが店を切り盛りする、とってもあったかい食堂でした。

これで今回の探索はおしまい。

最後にひとこと。
サイクリングロードと言っても、自転車専用道ではありません。犬を散歩する人やランナーの方などもいらっしゃいます。

決してスピードを出しすぎず、追い越すときは一声かけて、みんなで道を共有する気持ちを忘れないようにしましょう。
急な進路変更も禁物。 コース上も左側通行を守ってくださいね。

快適な道は、正しく使って、サイクリスト自身が守るものですよね。