寒かった冬もそろそろ終わり。
もうすぐサイクリングに最高の季節がやってきますね。
今月ご紹介するのは、この特集で紹介する最後のサイクリングターミナル!
約4年半、全国を回ってきましたが、とうとう全サイクリングターミナルを制覇します。もちろん、これまでこの特集を読んでくださった皆様にとっても、全国制覇となります。
この記念すべきラストのサイクリングターミナルは、なんと、日本で最初にできたサイクリングターミナルでもある、 おおみやサイクリングターミナル です。
「おおみや」とありますが、場所は三重県。2005年まで存在した大宮町のことで、現在の住所は度会(わたらい)郡大紀町(たいきちょう)となっています。三重県の南に位置し、伊勢の神宮からだと高速道路を使って40分ほど南西にあります。
伊勢神宮に詳しい方なら、大紀町と聞いてピンとこられる方もいらっしゃるでしょう。ここには皇大神宮(内宮)の別宮、 瀧原宮(たきはらのみや) があります。
瀧原宮のことについては、のちほど。
おおみやサイクリングターミナルの始まりは昭和45年。今も敷地内に残っている旧館がそのとき建てられ、のちの昭和55年に、現在私たちが主に宿泊をする新館が建てられました。
正直言って、ほかのサイクリングターミナルがそうであるように、おおみやサイクリングターミナルの経営は芳しくありません。
2年前から冬季営業を断念し、ちょうどこの3月1日に営業を再開。
みなさんにも、ぜひ訪ねてみてもらいたいと思い、再開のタイミングで特集を組みました。
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昭和45年、日本初のサイクリングターミナルとして誕生した「おおみやサイクリングターミナル」。写真は昭和55年建設の新館。
お風呂。それほど広くはありませんが、何人か同時に入れるお風呂があるのは、グループ旅行の際はやはり重宝します。
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サイクリングには最高の自然を有し、そして人情味あふれる町。いつものことながら、「日本にはまだこんないいところが残っていたんだな」と思える場所です。
さて、旅のレポートを始めましょう。