今月やってきたのは、石川県。

石川県には3つのサイクリングターミナルがあり、その1つは 2009年7月に紹介した「富来サイクリングターミナル」。そして残る2つが今回訪問した、「 内灘町サイクリングターミナル 」と「 白山市サイクリングターミナル 」です。

この2つのターミナル、金沢市街から約15kmという位置にあって、どちらも金沢散策の宿にピッタリ！　…ということで、2か月連続で金沢サイクリングおすすめコースを紹介したいと思います。

まず泊まったのは「 内灘町サイクリングターミナル 」。このターミナルは、金沢から直線距離にして10kmほど北に行った日本海沿い、内灘総合公園の中にあります。

その名の通り、野球場、テニスコート、温水プールなどを併設。

		[上] 「内灘町サイクリングターミナル」の外観。裏にはバーベキュー広場もあって、みなさんに親しまれています。 [左中] ターミナルのある内灘総合公園の約半分を見渡したところ。向かって右が日本海。風力発電機の手前に見えるのが自転車競技場です。 [右中] 展望台があって、日本海と金沢平野を眺めることができます。
[左下] 展望台に上がると、河北潟(かほくがた)周辺の干拓地を見ることができました。 [右下] 子どもたちに大人気の遊具、海賊船サンセット号。いろんな仕掛けがあって、1日中遊べそうです。

敷地内にある石川県立自転車競技場。1周400m。現役競輪選手も練習に来ていて、その練習風景は一見の価値あり！

なんと、石川県立自転車競技場、つまりバンクも併設されているのです！この日も、競輪選手が何人か練習に来られていましたが、あの小嶋敬二選手もここで練習されているのだとか。

中学生くらいの子もバイクぺーサーをしてもらって (オートバイが前を走り、風除けになってもらって) 練習していました。

石川県にはいい自転車選手が多いそうですが、こういう土壌があるからなんですね。

それにしても、バンクって近くで見るとスゴイですよね。すり鉢状になっていますが、ほとんど壁ですもの！　 「志穂のサイクリングロード探索」2010年3月に、奈良競輪場のバンクを走らせてもらいましたが、もう、その斜度に驚きでした。

ここ石川でもその恐怖がよみがえったわけですが、練習中の競輪選手は、いとも簡単にバンクの一番を上をスッスーーッと、しかもゆっくり走ってるんですよ。加えてペダリングが超キレイ(当然かー)。

みなさんもここに来て、選手の練習風景をぜひ見学してみてください。
惚れ惚れしますから！

また嬉しいのが、このターミナルのお風呂は温泉！しかも敷地内に湧いています。

泉質はナトリウム−塩化物泉。
血液の流れを良くして、筋肉をやわらげるそうですから、走った後にピッタリです。

[上] お風呂はナトリウム−塩化物泉の温泉。加水しているそうですが、「源泉100%より湯あたりしなくていい」と、立ち寄る地元の人が少なくありません。近くに源泉100%の町営施設があるんですけどね。 [下写真] [左上] お部屋はスタンダードな畳のお部屋。掃除が行き届いていて、壁や畳はほころびを感じず、気持ちのいいお部屋でした。 [右上] 夕食は1,890円から選べますが、この日は豪華に4,200円の会席料理。旅の気分が盛り上がります。
[左中] 日本海に面しているので、もちろん海の幸は豊富。カニが有名ですが、甘エビも金沢を代表する味覚のひとつ。口の中でとろけます。 [右中] 豪華に牛肉の鉄板焼きもついていました。テーブルで焼いて、熱々をいただきます。 [左下] 炊き合わせには鯛しんじょが。味つけが上品で、ここがサイクリングターミナルの食堂であることを忘れさせます。 [右下] もちろんカニも。量が多くて、どれから食べるか迷います。ゆっくり味わっていただきま〜す！