みなさん、あけましておめでとうございます。
今年もこの連載をよろしくお願いします。
そして一緒にサイクリングを楽しみましょう!
今回やってきたのは、大分県は国東半島にある「
国東市サイクリングターミナル 」。
「国東」と書いて「くにさき」と読みます。
国東半島は大分の中でも北に位置し、周防灘に丸く突き出た姿をしています。半島のほぼ中央には両子山(ふたごやま) があり、半島のまん丸さ加減は「まるで両子山の裾野?」と思わせます。
航空写真などで見る機会があれば、ぜひチェックしてみてください。
普通に想像する半島の形とは違いますから!
昔から仏教…、中でも神道を取り入れた神仏習合文化が栄えた場所で、半島のいたるところにお寺や神社があります。
この特集で全国を回っていると、日本にはお寺、神社が多いことを実感していますが、国東半島はどこよりも多いと感じました。
もちろん、京都、奈良は神社仏閣が多いですが、国東半島はどちらかというと田舎なので、とにかく目立つんです。あそこにも、ここにもお寺、神社、お寺、神社。お参りする人より多いんじゃないかと思うくらい。
だから国東半島は「仏の里」と言われているそうです。
そんなありがたい場所で新しい年が迎えられるなんて、嬉しいですね。
さて、本題のターミナルは大分空港から車で約15分ほどの便利な場所にあります。
ターミナル のほかに、新鮮な魚介類がいただけるレストラン「 銀たちの郷 」、お土産を買うのに便利な特産物販売所「 黒津之庄 」、 手作り惣菜も人気の農産物直売所「夢咲茶屋」の4つが集まっており、全部で「道の駅くにさき」として、観光客にも地元の方にも親しまれています。
夜の食事は、ほかのターミナルと同じように食堂でいただきますが、この食堂、土日は昼食バイキングが大人気なんだそう。大人980円、子ども500円の食べ放題。
その安さも魅力ですが、やはり味がイチバン。
地元のお母さんたちが、出汁取り、煮豆作りなども手間暇かけて手作りしているんだそうです。その手作りの思いが込められた、あったかい夕食がいただけます。
さぁ、いよいよサイクリングに出発! …といきたいところですが、ちょうどお昼前ですし、国東の名物を食べて出発しましょう。
うかがったのは、もちろん!
ターミナル
と同じ敷地にある「 銀たちの郷 」です。
「銀たち」とは「タチウオ」のこと。
このあたりでたくさん獲れるそうで、地元の人に聞いても「銀たちはよく食べますね」と、決して「タチウオ」とは言わないところは土地柄です。
「 銀たちの郷 」は漁業組合直営のため、年間を通じて銀たち料理をいただくことができます。
地元の人にも大人気。12時を過ぎるとゲキ混みとのことで、早めのランチを。
注文したのは、こちらの看板メニューでもある「太刀(たち) 重」。
うな重のように、銀たちをかば焼きにして、ご飯の上にのっけたものです。
タチウオは淡白な味ですが、脂がのっているためか食べ応えはうなぎ以上!?
そして私は、うなぎより銀たちのほうが好きかも!
身が柔らかいので、口に入れるとホロホロと崩れる感じです。
うなぎのように滋養強壮も期待できるそうですから、サイクリング前にピッタリ。