やって来ました! しまなみ海道!
私、ずっとずっとここを走ってみたかったんです。サイクリングコースとして「しまなみ海道」は有名ですが、 四国側の入り口にサイクリングターミナルがあることを、みなさんはご存知でしたか?
「 今治市サイクリングターミナル 」は来島海峡大橋を臨む、景観日本一のCT。 来島海峡大橋は3つの橋でできていて、世界初の3連吊橋だとか。全長は4,105mもあります。
しまなみ海道とは… 西瀬戸自動車道の愛称。尾道から今治までの6つの島を11本の橋で結ぶ59.4kmの自動車専用道路だが、 新尾道大橋以外の各橋に原付・歩行者・自転車の専用道を併設しているのが特長。
「ここは、全国で最も新しいサイクリングターミナルなんです」と言うのは、愛媛県サイクリング協会の会長であり、 このサイクリングターミナルを作った張本人、森恒雄さん。
「常時400台のレンタサイクルを用意し、宿泊者に瀬戸内のおいしい魚料理を食べてもらおうと、スタッフが真心込めておもてなししています。 橋を渡るサイクリストのみなさんには、『大空を羽ばたくようだ』と言ってもらっています」(森さん)
森さんの言葉どおり、ここはサイクリストのための環境が完璧に揃っています。
レンタサイクルは、MTB、クロスバイク、シティ車、子ども車に加え、電動アシスト自転車も。 電動アシスト以外は、しまなみ海道の各地にあるレンタサイクルターミナルで乗り捨てもできるそう。
今治から尾道までは約80kmあって、途中でバテてしまったら、そのターミナルで返却も可能というワケ。 ゴールデンウィークには1日600台も利用があるんだそうです。
持ち込みの自転車は、専用の保管ルームで預かってもらえます。工具類はもちろん完備。
メンテナンスルームもあって、ブレーキ、シフトワイヤーが箱ごとストックしてあるのにはビックリ! レンタサイクルも、サイクリング協会のスタッフがしっかり整備してくださっています。
宿泊者には、「四国を自転車で一周していて、明日、しまなみ海道を渡って最後なんだ」という年配の男性もいらっしゃり、 ゆっくりお風呂につかったあと、コインランドリーで洗濯をされているのを見かけました。
そう、ここにはコインランドリーもありますし、また嬉しいことに、宿泊者以外も使えるシャワールームもあります。なんとサイクリスト想い!!
森さんのおっしゃっていた「瀬戸内のおいしい魚料理」は、夕飯と朝食でいただけます。夕飯はお刺身と炊き立ての鯛めし。
そして、朝食では8時半から、目の前で握ってくれるお寿司もあるんです。これで1泊2食付き5,500円! 瀬戸内の潮流にもまれたお魚は、身がプリップリ!