この最初のカーブが第一の難関。適切なコース取りとバランスが必要です。

シーナックの魅力は、周囲がサイクリングに最適な環境に恵まれているだけではありません。

なんと、ペンションのお庭にテクニカルなショートコースが作ってあるんです！

細かいカーブやアップ＆ダウン、木や岩の上を走る超難関コースもあって、それはそれはもう、ライディングテクニックのすべてを 発揮しなければクリアできない設定になっています。

ベテラン組はここで意地を出して、競って挑戦。
でもなかなかクリアできません。

「我こそは！」と思う方は、これに挑戦しに行くだけでも価値アリ。

何人か集まれば、エンデューロレースをしても面白いですよ。

[左] ラダーコースは、最初は怖いけれど、コツさえつかめればクリアできる箇所。 [中] 出ました〜！　1本橋を上り、さらに木の間を抜けてラダーを下りる。これはムリです…。 [右] 岩を越える箇所もあります。ここを走ろうと思う心理が、まず理解できません…。

また、さらに本格的なダートコースを楽しみたいなら、通称「川のコース」へ連れて行ってもらってください。

ここは辰吾さんが自分で切り開いた秘密のコース。

谷間に作られたこのコースは、川のそばまで下りてしまえば、ややテクニカルな部分もある快適な周回コースになっています。

地面がフカフカなので、その分ペダリングが難しいですが、コケても痛くなさそうな安心感がグッド。

ただ、この谷へ下りるまでのアプローチと、帰るときに上るのがちょっと大変。

でも、手も足も出ないという感じではないので、ぜひ挑戦してみてください。

谷へのプローチは何本かあって、超上級者向けもチョイスできますよ。

メリーゴーラウンドの見えるテラスでいただきま〜す！

中込夫妻がペンションを始めたのは2001年。

今やすっかり野辺山住民となっているお2人に聞けば、周辺のグルメスポットがたくさん出てきます。

今回はその中でも、敷地内にメリーゴーラウンドがあるという、その名もズバリ「 メリーゴーラウンドカフェ 」に案内してもらいました。

今でも現役のメリーゴーラウンドは、アメリカのアンティークものだそうで、本国からわざわざ職人さんを呼んで組み立てたとか。

CMやアーティストのPVにも使われているんですよ。

メニューは、天然酵母のパンや、ナチュラル素材のお料理、手作りスイーツなどなど。走ったあとだったから、さらにおいしかった！

とってもすてきなカフェなので、女性を連れて行ったときは、絶対おすすめですよ。

国道から奥まったところの林の中にあるので、隠れ家的なところもグッド。目印は、国道141号沿いにある「ロック」というレストラン (こちらもおすすめ！)。

そのワキを歩いて行くと、メリーゴーラウンドのお馬さんが点在しているので、それをたどって行ってください。

そしてお楽しみは夕食にも！

なんせ元オリンピック選手が作ってくれる夕食ですからね。ありがたいったらありゃしない！

由香里さんのお料理は、ダッチオーブンを使うのがミソ。
大きな重い鍋の中から、ホクホクのお料理が出てきます。

この日のメニューは角煮でした。
中までじっくり味のしみ込んだ角煮は絶品！　みんなでおいしくいただきました。