今月はサイクリングターミナル特集の番外編。
サイクリングターミナルではないんですが、どーしてもここで紹介したい、長野県・野辺山高原のペンションがあるんです。
そのペンションの名前は「シーナック・キャビン」
( 詳しい案内はこの記事の最後にあります )。
MTB (マウンテンバイク) 界のことを少しでも知っている方は、その名前にピンとくるハズ。
そう! あのチーム・シーナックの監督である中込辰吾さんと、MTBアテネオリンピック代表の中込由香里さん夫妻が 営むペンションなんです。
チーム監督と現役ライダーがいるペンションっていうだけでもワクワクしますが、シーナックは「自転車の本当の楽しさを教えてくれる」という宿。
なにせ、ツーリングのガイドもしてくれますし、夜は由香里さんお手製の夕飯が食べられ、
自転車についてのいろんなお話もできるんです。
まさに自転車三昧!
MTBもロードもOKで、「せっかく自転車を買ったんだけど、ロクに走ってないんだよね。だって、どこをどう走ったらいいかわからないんだもん」という方から、 バリバリとトレーニングをしたいという方まで、十二分に楽しめます。
今回私は仲間と一緒に、野辺山の自然を満喫できるMTBをチョイス。
仲間の1人はMTBを持っていなかったので、シーナックのレンタルバイクを利用しました。
ここのレンタルは、ほとんどが競技で使っていた自転車なので、レンタルなのにめちゃくちゃいいものだったりするんですよ。
あいにく大寒波が襲って、暖冬だというのに撮影のときだけ雪景色!
それはそれで楽しい(?)と自分に言い聞かせて、長靴&デカペダルで出発です!
ペンションをスタートし、辰吾さん、由香里さんの案内でシーナックとっておきのコースを行きます。
MTB初心者もいるので、難度の低いコースにしてもらいました。
今回のコースはプライベートな部分もあるので、地図は公開できません。ぜひ現地に行って、2人に案内してもらってくださいね。
シーナックへ行く目印にもなっている「山梨の木」の前でまずは記念撮影。この木は樹齢約250年という南牧村のシンボル。
お天気がいいので、周囲の山の景色もすばらしい!
まず目指したのは、「 国立天文台野辺山宇宙電波観測所 」。
名前もすごいですが、大きなアンテナがいくつもあって、なんだかウルトラマンでも出てきそう! …っていうか、アンテナに見えて実はこれ、45m電波望遠鏡なんだそうです。
野辺山では有名な風景です。
それにしてもこの日は、風がすごく強くって、辰吾さんは
「ずっと暖かかったのに、なんで今日だけ〜。
こんな風の強い日はないぞ〜」
と叫びながら先導してくれます。
それでも私たちは、非日常の中を走って大はしゃぎ。
次に私たちが目指したのは、「 JR最高標高地点 」。
近くの野辺山駅が標高1345.67mにあり、JRの駅としては最高地点に位置するんだそうで、 この「 JR最高標高地点 」は、 隣の清里駅との間にあり、標高は1375m。
石碑が建っていて、そこに「幸せの鐘」なるものがついているので、記念に鳴らしていってください。
辰吾さんは「一発で鳴らさないと、幸せになれないんですよ〜」とひと言。
でもそれは冗談で、「そう言ったら、みんな緊張するから一発で鳴らないんだよね〜」
って、私たちを笑わせてくれます。
そんなこんなで記念撮影をしていると、遠くから汽笛の音が。
「あ、電車が来る!」
と、踏み切りのほうへダッシュ。
きっと、喘ぎながら電車が上ってくるのかと思いきや、意外と一気に通り過ぎて行っちゃった!
そっか、最高地点だから勾配はすでに緩やかになっているのね。