記念すべき連載第一回目にご紹介するサイクリングターミナルは、『 楢葉町サイクリングターミナル「展望の宿 天神」 』。

その名の通り、福島県双葉郡楢葉町の天神岬に建つ、見晴らしバツグンのサイクリングターミナルです。

この施設の特長は、なんと言っても温泉つきということ！

[上] 清潔感あふれる、楢葉町サイクリングターミナルの概観

[下] ターミナル内にも、ファミリーで楽しめるサイクリングコースが。レンタサイクルもあり、2時間300円から(ただし、施設外に持ち出し不可)。

ふるさと創生1億円事業で平成2年に温泉掘削を開始し、平成4年に見事大成功。
地域住民の憩いの場としても親しまれ、 平成11年にはリニューアルもされたそうです。

もちろん宿泊者は無料で温泉に入れますが、立ち寄り湯としても利用可能です。

ここ楢葉は、福島第二原子力発電所のお膝元で、サッカーの好きな人はナショナルトレーニングセンターの「 J ヴィレッジ 」があることでもおなじみです。

ゆずを名産とし、鮭漁として東北屈指の木戸川を有する自然豊かな町。

ほかにも見どころいっぱいですが、それは最後の項に記すことにしましょう。

楢葉町の町花はゆり。7月下旬から8月にかけて、町のいたるところに咲く。

館内の施設は、普通の温泉宿と遜色なく、和室12室のほかに16畳の大広間が1室、 洋室2室、大宴会場など、研修や合宿としても利用できそうです。

また嬉しいのは、大人数で宿泊できるロッジやコテージもあるので、自転車ショップ単位の合宿でワイワイやるのにピッタリな印象。

屋外にはバーベキュー設備もあり、木炭と着火剤は700円で購入できます。

とにかくターミナルそのものが広いので、ここへ来れば大抵のアクティビティができると言ってもいいでしょう。

[左] 温泉には露天風呂も。塩化物泉で、少し茶色をしており、肌の当たりがとっても柔らか。 [右] 所長の渡辺正尉さん。「四季折々の景色が美しい楢葉町を堪能してください」。

その他のおすすめポイント

	[左] 敷地内には北田天満宮が。菅原道真が祭られているため、受験シーズンにはたくさんの人がお参りに訪れるそう。町のお祭りもここで行なわれる。
[左上] 芝生に点々と見える楕円は、なんと古墳。弥生時代のものとされる墓跡は、天神原遺跡と呼ばれている。 [右上] 温泉宿らしい和室でのんびり。布団は自分で敷くけど、これで1泊2食つき7,920円(2名以上、高校生以上1人あたり)ならそれぐらいOK！ [左下] 10名以上26名まで利用できる峠ロッジは、自炊をすれば宿泊費は3,615円(10名以上、高校生以上1人あたり)。仲間とワイワイ利用したい。 [右下] コテージは2棟。5名以上の利用で1泊2食つき6,975円(高校生1人あたり)。小グループにピッタリ。