今回、私が訪ねたのは「涸沼自転車道」、正式名称「茨城大洗自転車道」です。
正式名称からわかるように、場所は茨城県・大洗町近く。
「涸沼(ひぬま)」という沼沿いをメインに走ります。
私、茨城県にしばらく住んでいたことがあるんですが、お恥ずかしいかな、涸沼の存在を知りませんでした。おそらくそれほど有名な沼ではないと思います。
でも今回取材の機会をもらい、この沼がいっぺんに好きになりました。
撮影の日は小春日和。風はなく、水面はいわゆる凪(なぎ) の状態。
水は透き通っており、それをキラキラと輝かせる冬の太陽。
そして、のんびりとした空気…。
「ここで1日昼寝ができたら、どんなにいいことか」と、走行中何度も思いました。
そんな涸沼自転車道を紹介します。
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始点は茨城町長岡。 |
事前に下調べした通り、この自転車道はマウンテンバイクがオススメです。
序盤の涸沼川沿いは未舗装路区間だらけ!
ロードで走行不可能というほどではありませんが、やはりパンクが気になりそうです。
現在、堤防工事が盛んに行われていたので、もしかしたら舗装区間が増えるかもしれません。
でもその分、通行止め区間も。
ちなみに始点から早々「通行止め」の文字。
工事が終了する平成22年2月11日までは、県道のほうへ少しだけ迂回が必要です。
涸沼川から涸沼へ到着したら、まず寄りたいのが「
親沢公園 」。ここには「水戸黄門」で有名な水戸光圀の句碑があります。
子を思ふ 涙ひぬまの 一つ松
波にゆられて 幾代へぬらむ
昔々、ひとりのお爺さんがここに住んでいました。
お爺さんには子どもがなく、この地に生えていた松を、子ども代わりに育てていたといいます。
でも松は枯れてしまい、かわいそうに思った村人は、ここに松を植えたとさ…。
これは、その話を聞いた光圀が詠んだ歌です。
確かに句碑の周りには松がたくさん。
そして、そばには釣りを楽しむ男性もたくさん。
漂う空気は「そんな句碑あったっけ?」
実にのんびりしています。
イタリアに行くと、定年後のお爺さんが何をすることもなく広場での〜んびりしてますが、「まさにイタリアの光景だね」とカメラマンさんと話をしたほど。 涸沼にいると、アクセクするのがバカらしくなります。