「全国サイクリング大会」というのを、みなさんご存知でしょうか？
日本サイクリング協会主催で、毎年開催されるサイクリング大会なんですが、今年はなんと、北海道は函館を舞台に開かれます！
その名も「 全国サイクリング北海道大会 in HAKODATE 」です！

サイクリストならば一度は走ってみたい北海道。それがイベントとなれば、気軽に参加し、走ることができますよね。 今年の開催日は9月5日(土)～6日(日)。5日に受付、交歓会などをおこない、6日が本番となります。詳しい日程は以下の通り。

宿泊は函館市内のホテルで、仲間とワイワイ北海道旅行を楽しみながら走れるというワケ。コースも4種類あって、

Aコースは健脚さん向き。Bコースは途中までAコースと一緒です。大沼国定公園に着いたところで折り返すか、湖畔を一周するかの違いなので、 もし余裕があったらAコースに切り替えることもできます。

Cコースは、まさに函館市内の名所を訪ねる観光サイクリング。Dコースは、自転車に乗らない同伴者も楽しめるコースになっています。

いずれにしても、スタート後は自由に走る大会なので、好きな場所に立ち寄ることができます。 もちろん、地図や昼食、迷いそうな場所での案内役は用意されるので、安心して走れますよ！
申し込みは自分が住んでいる各都道府県のサイクリング協会でおこないます(申し込み開始は6月上旬予定)。 こちらのページ にその連絡先が載っています。また、大会に関する問い合わせは、 北海道サイクリング協会 まで。

さて、ひと通りの説明はこれくらいにして、さっそく実際のコースを訪ねてみましょう。まず我々JCA取材班は、 実行委員のみなさんのご案内で、Cコース「函館市内散策コース」をざっと見せてもらいました。これがまた、ステキなコースなんです！

「全国サイクリング北海道大会 Cコース」函館市内散策(20km)

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スタートになる緑の島は、函館港のど真ん中にある人工島。
島自体が公園みたいな場所で、ここを拠点にすると観光名所へのアクセスがとっても便利。 島を出るとすぐに和洋折衷の建物が並び、函館ならではの景色を目にすることができます。

横浜でも開港150周年のイベントが開催されていますが、こちらも盛り上がっています。函館は、150年前にペリーさんが黒船で来航した際に開かれた港のひとつ。 西洋の文化がどんどん入ってきた場所なので、異国情緒たっぷりなのです。実はこのサイクリング大会も、開港150周年記念行事の関連事業となっています。

外人墓地の前にお寺があるので、お地蔵さんが墓地を見ているような構図になっています。

右手に「函館どつく」を見て魚見坂を上り、まずたどり着くのが「外人墓地」。

海に面した場所で、とても雰囲気がある場所なんですが…。ちょっと面白いのは近くにお寺もあり、お地蔵さんの向こうに、 十字架のお墓が見えるという光景も！

外国人と日本人がこの地で共に暮らし、文化を築いてきたことがよくうかがえます。

[左から順に] 海を臨む函館の外人墓地。横浜の外人墓地と比べ、開放的でステキでした。 ちょうど何かの祭事をされていました。なかなか見られない光景だそうです。 外人墓地の横に並ぶお地蔵さん。和洋折衷とはまさにこのこと!?

お寺といえば、ぜひ立ち寄りたいのが「 称名寺(しょうみょうじ) 」。 こちらには土方歳三と新撰組隊士の供養碑があります。また、宝物殿で函館の歴史を知ることができるそうです。

[左から順に] 立派な門構えの称名寺。コースの右手に見えます。 本殿は鉄筋コンクリート製でした。函館は何度も大火に見舞われているので、木造にできなかったのかもしれません。 本殿に向かって左にあるのが土方歳三と新撰組隊士の供養碑。

とても大きな建物でビックリな「旧函館区公会堂」。左右対称の姿が美しい！

次に立ち寄るのが、「 旧函館区公会堂 」。
ブルーグレーの壁とイエローの縁取りが美しい洋館です。

中は見学できるようになっていて、大正天皇が皇太子としてお泊りになられた部屋や、130坪の大広間を見ることができます。

また、女性なら時間があれば体験したい「ハイカラ衣装館」。衣装代1,000円、ヘア＆ポイントメーク代1,000円で、150年前の貴婦人に変身できるんですよ！