今月やって来たのは、東京は浅川サイクリングロード。浅川は多摩川の支流のひとつで、東京都八王子市、日野市を流れています。
スタートは京王線・聖蹟桜ヶ丘駅。
駅から北のほうへ進んで住宅街を抜けると、すぐに川が見えてきます。これはまだ多摩川。
でも、北西の進行方向へ目をやると、白いハープ橋の府中四谷橋が見え、その先が浅川になります。
河川敷の上に歩行者と兼用のサイクリングロードがあります。
川はそれほど広くないけど、水がとってもキレイ。
そして抜けるような青空は、ちょっとだけ山のほうへ来た雰囲気。
だって今回は、 高尾山 まで行くんですから!
それにしてもこの時期のサイクリングは、寒いけど空気が澄んでいていいですね。
冬は冬でサイクリングに絶好の季節なんですよ。
遠くまで見渡せる景色は、この季節ならでは。
府中四谷大橋の下をくぐって進んで行くと、川は小川になっていき、やがて小さな橋「玉川橋」が出てきます。
実はこの小川、浅川のさらに支流の程久保川。
このまま行くと浅川から離れてしまうので、玉川橋を渡って浅川に戻ります。
さて本格的な浅川サイクリングのスタート。
まず目指すは
「 高幡不動尊 」。
1kmちょっと進むと、新井橋が見えてきます。
橋と平行に走っているのは多摩都市モノレール。
東京都東大和市の上北台駅と東京多摩市の多摩センターを結ぶモノレールです。
このモノレールに沿うようサイクリングロードから左へ進み、一度、高幡不動駅へ。
駅前を抜けると商店街の賑やかなちょうちんが見えてきます。その奥正面が 「 高幡不動尊 」。
高幡不動尊という名前はよく聞きますが、実際に来るのは初めて。正式には金剛寺というそうで、不動明王が祀られています。
入口近くの右手にそびえるのが仁王門。
左手奥には五重塔があります。
そして忘れてはならないのが、土方歳三の存在。
新撰組で知られる土方は日野市の生まれで、ここ高幡不動尊を菩提寺としていました。
彼の雄姿は入口左手で、銅像として拝むことができます。
不動明王は仁王門奥の不動堂に祀られています。 ちょうど祈祷中だったので撮影は控えましたが、中に入って不動明王の大きさにびっくり。
この企画でいろんな土地の神社仏閣を訪ねましたが、普通、ご神体などは私たちから遠くに据えられていることが多いのですが、 ここの不動明王は近い! それだけに迫力が違います。なかなか見ごたえあり。
思わずカメラマンさんにも「これは見ておいたほうがいいよ」と言ってしまいました。