今回私が行ったのは、鹿児島県は大隅(おおすみ)半島。
鹿児島ってカニの爪みたいに2つの半島が突き出ていますが、その右側の半島が大隅半島です。
そこにある肝属(きもつき)川に沿って走っているのが、肝属川河畔(きもつきがわかはん)自転車道。 正式名称を一般県道東串良吾平(ひがしくしらあいら)自転車道と言います。
関東に住んでいる私には、なじみのない地名ばかり。最初は「どうやって読むの !?」と戸惑いました。
もう少し詳しく言うと、自転車道の南側は姶良(あいら)川に沿っています。その始点にあるのが 「 吾平(あいら)山陵 」。 吾平山上陵(あいらのやまのうえのみささぎ)とも言います。
「姶良」と「吾平」…、う〜ん、南の地名は難しいなぁ。
吾平山陵は初代天皇・神武天皇の父「鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)」と母「玉依姫(たまよりひめ)」のお墓と言われています。
(ここまでくると、早口言葉みたい!)
難しい地名や人名はこれくらいにして、とにかく今回は鹿児島を走るどぉ〜!
そのスタートで立ち寄ったのが、
「 吾平山陵 」というワケです。
さすが、宮内庁管轄のお墓。
ひっそりとしていて、神々しくて、言うなれば「伊勢神宮」のような雰囲気を持っています。
石畳の橋を渡ると、蒸したような土の香り、朝日に輝く緑が五感を刺激します。
先へ進んでいくと、苔むした柵と鳥居が見えてきました。
これが
「 吾平山陵 」。
どうやら洞窟のようになっているみたいです。つまり岩屋のお墓。
切り立つ岩の足元にあるためか、威厳を感じます。さすが初代天皇のご両親。(ちなみにお墓といわず“陵"と言うべきですが、わかりやすいようにお墓としました) 残念ながら近くまで寄ることはできず、外側にあった鉄の門を開けるには、宮内庁の許可がいるそうです。唯一、それが残念だったなぁ。