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フリーライターの 詳細へ土肥 志穂 がサイクリングロードを実際に走っておすすめポイントを紹介します!

江の電もなかと片瀬港の新鮮なお魚。湘南の海もウマかった!

「江ノ電もなか」は、文字通り江ノ電をモチーフにした最中。

と言っても、最中そのものはただの四角い形なんですが、パッケージに江ノ電が描かれていて、全部で6種類あります。

味もそれにあわせて6つ。

なんと言っても、「 詳細へ扇屋 」の お店から飛び出すように設置された江ノ電の車両が見ごたえあり。

近くに江ノ電の江ノ島駅があり、この車両は江ノ電から提供されたんだそう。

その車両の中で最中やほかの和菓子が作られています。

「少しずつ手作りしながら売っているので、いつも出来立て。和菓子は季節のものを置いています。5月は柏餅の季節だね」
そう話してくれたのは、店主の杉並久雄さん (73歳)。

人気の江ノ電もなかは夕方には売り切れることが多いので、確実に入手するには午前中に行ったほうが無難だそうです。

久雄さんほか、お店の方はみんな気さくな方たちばかりなので、扇屋に寄ってぜひ旅の出会いを楽しんでください。

さて、カロリー補給ばかりしていますが、そろそろランチタイムにしなければ。

ゴールの江ノ島ももうすぐなので、ここらでひとつ、湘南の新鮮な魚介類をいただきましょう。

うかがったのは、扇屋と同じ片瀬江ノ島にある「 詳細へ風流亭 」。

ここは日本料理の老舗「松川」の支店で、昨年、片瀬漁港ができたのをきっかけにオープンしたそう。

「新鮮な魚介類が近くで手に入るようになったので、それを提供しようと」と店長。
そのお話通り、新鮮なものがいただけるだけじゃなく、量が多くて価格はリーズナブル。

おすすめの「ちょこ網膳」は1,900円で、前菜からこの店評判のすいとん、デザートまでつく上に、刺身盛りが2つも!

しかも、1皿目を食べていたら、大きな器の上に載せられた多種類のお刺身が出てくるものだから、「こ…、これもですか…?」って一瞬疑ってしまいます。

刺身に何が入っているかは、その日に水揚げされたものに寄ります。
そりゃーそうですよね。新鮮なものがモットーですもん。

で、この日は、カサゴを中心に、サザエ、イソダマ、ウミタナゴ、焼きサワラ…などなど、知らないお魚もいっぱい。 たまに伊勢海老がつくこともあるそうで、それがついていたらラッキー!

ちなみに「ちょこ網」とは、片瀬漁港の定置網のことで、網の形がちょこの形をしているんだそうです。 ちょこ網にかかった新鮮な魚なので、やっぱり何が獲れるかわからないですよね!

また、「料理人さんが張り切っていて、日に日に大きくなっている」とお店の方が教えてくれた「しらすかき揚げ丼 (1,200円)」は、 器からはみ出んばかりの大きなかき揚げがドーン!

「か…、顔より大きいんですけど…」とツッコミを入れたくなるほどビックリです。

これならいっぱい走ってここへ来ても、大満足ですね。
いや、むしろ、いっぱい走ってから来たほうがよさそう!

そしてここの本店・松川がおこなっている取り組みが、江ノ島料理の復刻。

たとえば「オビラメ」という昆布は、片瀬の海でよく獲れて、昔は常に食卓に上がっていたんですが、最近はめっきり食べなくなったんだそう。

少し固いので、下ごしらえが面倒なのが原因とか。

でもおいしいことには変わりないので、「もっと江ノ島料理を見直そう!」ということで、「江ノ島復刻料理」を研究中。

詳細へ風流亭 」 でも、オビラメの時雨煮や、あわびの粕漬けをお土産に買うことができますし、どの料理にも必ずつく「すいとん」には、 すいとんそのものにオビラメが練りこんであり、だしにもオビラメを使っているんだそうです。

やはり旅に出たら地のものを食べたいですから、地元に根付いた復刻料理をぜひ味わってみてください。
ただし、土日祝日はとっても混むそうです。平日が狙い目!

自転車を降りて島探検。江ノ島の展望灯台から湘南を一望

いろいろ寄り道をしてしまいましたが、今回の最終目的地「江ノ島」に到着。

江ノ島までは橋がかかっているので、そこを自転車で渡り、島の中は歩いて散策します。
ですから、普通のシューズを持って行くとグッド。

目指すは島の頂上にある「 詳細へ江ノ島展望灯台 」。

そこまでは歩いて行けなくはないんですが、この日は江ノ島名物(?)「エスカー」に乗っていきます。

「エスカー」とは頂上までつながっているエスカレーター。4つのエスカレーターを乗り継いで、展望台まで行けます。大人350円、子供170円。

サイクリングで疲れ切っていたら、これを利用しましょう。

高低差46メートル、全長106メートルを江ノ島エスカーに乗り、江の島サムエル・コッキング苑に到着。

この中に「 詳細へ江ノ島展望灯台 」があります。

詳細へ 江ノ島展望灯台 」は 昔からあったのですが、2004年にリニューアルされ、グッドデザイン賞を取るほどまで立派になりました。

屋内展望室と屋外展望室があるのですが、あいにくこの日は風が強くて屋外には出られませんでした。

でも、360度大パノラマの景色は圧巻!

海の方角と岸の方角の景色がまたガラリと違った雰囲気で、ずっと見入ってしまいます。

やっぱりサザンのメロディが流れてくる…。

さてさて、潮風の気持ちよかった今回のサイクリングもこれでおしまい。

途中、サイクリングロードがなくなって残念でしたけど、美しい海の風景を見ていたら忘れてしまいました。

やっぱり、気持ちのいいところがゴールのサイクリングっていいですね!

サイクリングにいい季節になりました! みなさんもぜひ出かけてみてくださいね。