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フリーライターの 詳細へ土肥 志穂 がサイクリングロードを実際に走っておすすめポイントを紹介します!

サイクリングと言えば「タマサイ」。風から吹く風が気持ちいい!

東京と神奈川の境を流れる多摩川。その両岸にある、通称「多摩川サイクリングコース」は、サイクリストの間では「タマサイ」という名で知られ、 サイクリングのメッカとなっています。

羽田空港近くの河口0km地点から、青梅のあたりまで約55km。ほぼ全域にわたってサイクリングコースが敷かれています。

今回は、河口から約6kmの六郷橋をスタート!

私が選んだのは「左岸」という東京側のコース。

スタートしてすぐに後ろを振り返ると、キレイな芝生の向こうに川崎の高層ビル群が見えます。 ドラマでもよく使われる景色なんだそう。

平日の朝8時半は、まだ人もまばら。
秋の気配を感じ始めた風が気持ちいい!

きっと豊かな水と草木が、このさわやかな風をもたらしてくれるんだと思います。

旅気分で、都会の史跡を訪ねる。そこはマイナスイオン全開!

ゴールに設定したのは、スタートから約30km地点、四谷橋の先にある大型自転車店「 詳細へY's Bike Park (ワイズ・バイク・パーク) 」。

でも、ただ走るだけじゃあ面白くない。
都会でも旅気分を味わうために、丸子橋からコースをそれて、都内でも代表的な古墳と言われている 「 詳細へ亀甲山 (かめのこやま) 古墳 」 を散策してみます。

スタートから約5km、まだ15分しか走ってないけどね!

丸子橋から東急「多摩川」駅西口の前を通ると、「多摩川台公園」という看板が出てきます。
古墳はその中に。

園内は自転車で走ることが禁止されていますので、自転車を押して進みます。

少し階段がありますが、女性の私でも問題なく自転車を担いで行ける段数。

うっそうと茂る木々は、クールダウンに最適な木陰を作ってくれます。

目には見えないけど、マイナスイオン全開! という感じ。

亀甲山古墳は4世紀後半のものと推定される、全長107mの前方後円墳。

そばに、小円墳が8個連なった多摩川台古墳群もあり、多摩川台公園はひとつの森と化しています。

実際に「これが古墳ですよ」と言われなければ、そこに古墳があるとは気づきません。

案内板の先にあるフェンスが少しカーブしているので、「あ、ここが前方と後円の境目なんだな」とわかります。

案内板の前は見晴らし台になっていて、多摩川のうねる姿が望める…ということでしたが…。
あれれ? 木が生い茂っていて「見晴らし」とは言いにくいけど…。

でも、曲がりくねった雄大な多摩川を見ていると、この川の恵みに感謝したい気持ちになります。

左に目をやると、巨人軍旧練習グラウンドが(ちなみに案内板には、日本ハムのグラウンドと書いてある…)。

晴れていれば、遠く富士山も見え、春には絶好のお花見スポットとなるそうです。