1993年、日本で初めて世界自然遺産に登録された、屋久島。推定樹齢7200年という説もある縄文杉は非常に有名です。
南西部のマングローブをはじめ、植生も非常に豊か。生息する野生動物も多く、まさに自然を余すところなく楽しめる島です。
島があれば、サイクリストなら、ついつい制覇したくなる「島一周」。2011年2月20日には、屋久島を一周しようというイベント「
2011サイクリング屋久島 」が開催されます。
46もの1,000m以上の山が存在し「洋上のアルプス」とも呼ばれる島ではありますが、外周道路には激しいアップダウンはなく、およそ100kmの島一周は十分実現可能なレベル。
しかも車の交通量はかなり少なく、道の整備状況も上々…と、走りやすいのです。
ちなみに島の小学生は、夏休み行事として、自転車でこの島を一周するとか。
ビギナーでもトライしやすい「島一周」のステージと言えるかも?
今回は、屋久島一周のコースをご紹介したいと思います!
鹿児島空港から、屋久島へのフライトは30分ほど。フライトによってはかなりの小型機の場合もあり、風の影響を受けやすいので注意。
空港に降り立つと、12月にも関わらず、気温22度。
あまりの暖かさにびっくり!
ちなみに、鹿児島〜屋久島のフライトは最安9,000円〜。割引を使っても、通常は片道12,600円かかります。(詳しくは
日本エアコミューター )
もっとお安く行きたいという方は、鹿児島港から船を利用してもOK。
フェリーは4時間ほどかかりますが、なんと片道3,200円から屋久島に行くことができます。別途運賃900円を払えば、自転車を載せることもできます。到着港は宮之浦港です。(詳しくは
屋久島丸(鹿児島商船) /
フェリー屋久島2(折田汽船) )
高速船(ジェットフォイル)ならば、料金は片道6,500円。屋久島直行便なら所要時間はおよそ2時間。種子島などを経由する便になると、3時間程度かかる場合もあります。主に宮之浦港に入港しますが、種子島経由で安房港に着く便もあります。
(詳しくは 高速船トッピー(鹿児島商船) /
高速船ロケット(コスモライン) )
JCA賛助会員の方は、
サイクリングタッグ を利用して自転車をあらかじめ送るという方法もありますね。
「2011サイクリング屋久島」のコースになぞらえ、スタート地点となる宮之浦から一周のコースを見てみたいと思います。取材に来ていたサンスポの関さんと途中までご一緒させていただくことになりました。
海に突き出した宮之浦火之上山埠頭にスタート/ゴールが設営されるそうです。
ルートは主に、県道77号線と78号線。スタートしたら県道77号線に入り、時計回りに島の外周を走って行きます。
宮之浦は、島の中でも比較的にぎわったエリア。平坦で走りやすいけれど、海が見えている間はかなり強い風が吹いていました。
[上] 宮之浦の「2011サイクリング屋久島」スタート地点。埠頭の先に設営される。
ほどなく、屋久島空港が見えてきます。
こんなに近くで空港の滑走路を見ることは普段ないので、ちょっとわくわく。
屋久島空港を越えて1.2kmほど進むと、右手にログハウス様の建物が見えてきます。
ここは「
屋久島メッセンジャー 」。かつて有名スポーツアパレルブランドに勤めていた菊池さんが、ご家族とともに屋久島に移住し、開いたショップです。
店内には、オリジナルブランドのアウトドアウェアーや、Tシャツ、菊池さんセレクトのお土産などが並んでいます。
菊池さんは島一周サイクリングの経験ももちろんあり、サイクリストのココロもご存知の方。
お話してみるとおもしろいかも!
[上から順に]
屋久島メッセンジャーのショップ前で、オーナーの菊池さん、サンスポの関さんと。
ここから外周路を南下します。少し内陸に入るため、海は見えない道が続きます。ごくわずかなアップダウンはあるものの、気にならないレベル。枕状溶岩で有名な田代海岸の脇を抜けて行きます。
ほどなく、安房に到着。こちらもにぎわいを見せるエリアです。「2011サイクリング屋久島」で、ひとつめのエイドステーション(以下ASと表記)となるのは「エコタウンあわほ」です。
屋久島メッセンジャー からおよそ6km下り、交差点を左折、海に向かって道なりに走って行くとたどり着きます。
なお、高速船トッピーの安房港発着所は、このすぐそばにあります。民宿やホテルもたくさん並んでいますので、ここに宿を取るのもひとつの案でしょう。
再スタートして77号線に復帰し、安房大橋を渡ります。
このあたりは、ごくゆるい上り坂と、下り坂。
右手にはモッチョム岳を見上げ、左手には海が広がる、贅沢な景観を楽しみながら、このまま77号線をひた走ります。
地元の方が「雨の後の滝は見ものだから、寄って行った方がいいよ」とアドバイスをくださり、滝を観に行ってみることにしました。
訪れたのは「
千尋(せんぴろ) の滝 」。
茶屋ひらの からおよそ6km進むとぶつかる鯛ノ川の上流にある展望台を目指します。
(県道から山側に伸びるどの小道を上がっても、展望台には行かれるそうです。)
ただし展望台までの道のりは、かなりのヒルクライム。
あくまで、足に自信のある方限定のオプションです。
駐車場に自転車を停め、展望台まで歩いていきます。
「うわぁ!でっかい!!」
視界が開けた瞬間、思わず声を上げました。
屋久島三大名瀑の一つ、千尋の滝は、200mの花崗岩の一枚板を66mも落ちて行くダイナミックなもの。しばしこの滝の迫力にのまれたように見入ってしまいます。
雨の影響で水量が増えた滝の迫力は、予想を遥かに越えたレベルのものでした。
来た甲斐がありました!